桐山家 (ページ8)

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濱ちゃんと照史と天寧ちゃんを見送ったあと俺は他のメンバーを連れてさっきの部屋に戻ってきた。

「みんな急に集められてびっくりしたよな。先に俺みんなに謝らなあかんことがある。A亡くなってしもた。もう少し早く見つけてれば助かったかもしれへんのに。俺の判断が遅かった。ホンマにごめん。」

俺はみんなにただただ頭を下げることしか出来ひんかった。

神「何があったん？淳太くんは何を知ってて隠してるん？」

いつになく低い神ちゃんの声

「俺もほんまの動機は分からへんねん。Aちゃんから天寧ちゃんが3歳児検診に引っかかったってメール来てて。照史の事を頼むって。気がついた時に直ぐに濱ちゃんと3人で家に帰ったんや。でも、咄嗟に俺は嫌な予感がしたんや。信じたくないけどもしもの事があった時照史に悲惨な現実を目の当たりにして欲しくなかった。やから俺一人で探したんや。そしたらお風呂場で手首や首や色なとこ切ってしもてグッたりしてるのを発見して。それで今に至るんや。」

俺はありのままをみんなに伝えた。

そらこうなるよな。

みんなほんまの家族やと思ってるから声を出して泣く望に流星
信じたくないと言わんばかりに唇を噛み締めるシゲ

神「そっか。淳太くん1人で抱え込ませてしもたんやな。ごめん何も知らんくせに偉そうに言うて。今Aちゃんは？会われへんの？」

「会えるよ。でも照史が1番辛いはずやのに取り乱さんと冷静なんや。やから気持ちの整理つけてからな。」

それから10分ほど各々が気持ちの整理を付けてみんなで会いに行くことに。