桐山家 (ページ15)

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淳太side

お母さんが帰って静まり返ったみんな。

ちょっと安心してるんよね。

でもこれからやらなあかんことはいっぱいある。

静寂をきったのは村上くんやった。

村「ほら。これで一安心ちゃうねんぞ。これからが勝負やねんで。何かあった時のWESTの団結力は凄いんやろ。ここで発揮せんと。まぁ困ったらなんでも言うてきな。俺らもなんとかするから。ほなヨコ帰ろか。」

そう言い残してお2人は帰っていった。

そして残された7人で今テーブルを囲んでる。

「よし。ほなやらなあかんこと整理していこか。まず、天寧ちゃんを病院に連れていくこと。後、すぐに照史と2人暮しは大変やからしばらくは交代で泊まりに来さしてもらおか。皆が仕事の時はマネージャーに頼むしかないな。」

神「ほな俺事務所に電話してくるわ。」

藤「ほな俺マネージャーに電話してくる」

照「みんなありがとうやで。」

年下組が色々動いてくれるのはほんまに助かる。

これがWESTやって感じやわ。

「うわぁーん。」

おっとお嬢様のお目覚めやね。

照史が寝室に迎えに行って戻ってくる間に俺も濱ちゃんと病院のこと調べますか。

「濱ちゃん。今回はしんどい役割ばっかりさせてしもてごめんねな。これからもよろしくな。」

濱「当たり前のことですやん。さ。病院調べるんやろ？うーん。ここは？」

濱ちゃんは意外とすんなり状況把握してくれるからホンマに助かる。

しばらく携帯とにらめっこしてたら照史と天寧ちゃんがリビングに帰ってきた。

照「みんな。改めて天寧です。これからよろしくお願いいたします。」

神「何よ改まって。天寧ちゃんとはもう3年の付き合いやで？家族やし。こちらこそよろしくやわ。もう夜ご飯の時間やな。俺なんか作るわ。天寧ちゃん何食べたい？」

天「...」

神「天寧ちゃんまだ緊張してるか。ごめんな。照史くん何が好きなん？」

照「おにぎりとハンバーグかな。」

神「ほな、神ちゃん特製ハンバーグ作ってくるから天寧ちゃんはお兄ちゃんたちに遊んでもらっておいで。」

いやもうほんまにおかん。

ちゃんと天寧ちゃんの目線に合わせて話しかけて。

俺もこんなお嫁ほしいわ。

っていまそんな呑気なこと言うてる場合ちゃうわな。