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「ガチか…」


”身体が金縛りにあったように動けなくなった。”
とか、小説のワンフレーズでよく出てくるけど、今まさに俺がその状態になってしまってる。
めちゃくちゃ綺麗な子じゃん…
切れ長の目とすっと通った鼻筋に形のいい唇。
目が少し茶色いせいか神秘的な感じもするけど、前髪から少し覗く左眉が若干困り眉に見えるから甘えたような印象も受ける。
って、その超絶美少年の秀才君が俺の方にどんどん近づいて来てるし!
多分時間にして5秒ぐらいなんだろうけど、俺の目の前の彼は勝手にスローモーションになってて…
その間、ずっと目が合ってるのに全然逸らせねぇ!
(この子、メドゥーサなの?)

「…ぱい?先輩?」
「おおおお!」


気が付いたら秀才君が俺の目の前に立ってて俺に話掛けてんじゃん!
近距離で見る美少年、ガチで美少年。


「先輩、3年っすよね?このクラスの誰かに用っすか?」
「さ、3年って知ってんだ、俺のこと」
「いや、先輩のことは全然知らないっすけどネクタイの色、赤なんで」
「お、おう、そうだったそうだった。赤、レッドは3年の色だもんな!そんな君は青だから1年じゃーん」
「あ、はい」


何この不毛な会話ー!
美少年、若干引いてるし!


「で、何の用っすか?あ、もしかして部活の勧誘っすか?」
「かんゆー、そうそう!勧誘勧誘!」
「やっぱそうやったか〜。俺、まだ決めてないんすけどサッカー部興味あるんすよね」
「サッカー部!ガチで!俺、サッカー部!」
「マジっすか!運命っすね、これは!」
「運命、そう、運命だよ!秀才君!」
「秀才君?」
「あ、気にしないで。てか、ちょっと待ってて、ここから動かないで待ってて!あ、俺、岸、岸優太だからよろしく!」


運命だ。
これは運命だ!
俺は、来た道を一目散に走り出した。

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りこ(プロフ) - なかなか更新出来ず申し訳ございません。諸事情で更新が遅れることもこれからもあると思いますがよろしくお願いします。 (2019年5月6日 0時) (レス) id: 9ca33cad02 (このIDを非表示/違反報告)
深紅ティアラ(プロフ) - 更新まだですか? (2019年5月4日 10時) (レス) id: 2a69e5e52f (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - 深紅ティアラさんコメントありがとうございます!更新遅くなってごめんなさい。頑張りますのでもうしばらくお待ち下さいね! (2019年4月23日 21時) (レス) id: 9ca33cad02 (このIDを非表示/違反報告)
深紅ティアラ(プロフ) - 続き楽しみです! (2019年4月23日 9時) (レス) id: 2a69e5e52f (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - まゆさんコメントありがとうございます!キュンキュンしますか!嬉しいです!これからの展開どうするかハッキリ決めてないんですが最後まで生暖かく見守って下さいね。 (2019年3月15日 18時) (レス) id: 9ca33cad02 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りこ | 作成日時:2019年2月15日 16時

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