検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:5,675 hit

24 ページ24

「珍しいな、照史は喧嘩嫌いやねん」
「昔はグレてたくせに?」
「それがあるから余計やろな」


私の話を聞き終わった淳太くんはそう言って顔を伏せた


「許したって、悪気があって言ったわけやないと思うから」


もう許してるよ

悪いのは私

人は誰にも言いたくない過去とか

知られたくないこととかがある

私にだってあるのに

それを知ろうとした私のせい


「そっか…でも照史も少しは前に進めてるってことやな」


淳太くんは小さな声でそう呟いた

照史くんが前に進むとは、一体どういうことなのか


もう、私は知ろうとはしなかった

25→←23



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:桐山照史 , 中間淳太
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:えつ | 作成日時:2017年4月8日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。