剛典side ページ9
華淑が部屋へ入ってきた。
『おはようございまーす』
元気に挨拶した後、すぐに臣さんの所へ行った。
『おはよう。臣君....昨日は、ごめんね』
臣「泥酔してたけど大丈夫か?よく眠れたか?」
臣さんはものすごく心配していた。
何か、重症だったように.....
『大丈夫だよ!起きた時は頭が痛かったけど、臣君のわかめスープのおかげで、元気だよ』
N「何〜、臣君、華淑にわかめスープとか作ってあげたの〜」
健「ホンマか、それ!?俺が酔った時は何も作ってくれなかったやんけ」
N「そりゃ、臣君は愛しの華淑ちゃんのためだから作ったんだもんねー❤」
『NAOTOさん、ちょっとキモイ』
N「ひどいよー、華淑に嫌われたよー」
一通りのいじりが終わった後、華淑はいつものように俺の隣に座ってきた。
『ねえ、岩ちゃん。』
いつもよりは、冷たかったと思うが、きちんと反応してあげた。
剛「何?」
『臣君は、怒ってるのかな?私に対していつもより、ぎこちないと思わないかな?』
俺に話しかけたと思えば、臣さんの話だ。
華淑はいつも通り元気だったが、臣さんの態度がぎこちないと感じたみたいで、凄く心配していた。
剛「いつもどうりなんじゃない?」
『そうかな....臣君に、酔ってたからたくさん迷惑かけちゃったのかな?』
俺も我慢の限界だった
剛「何で俺に聞くんだよ、そんな相談、俺じゃなくて本人に聞けばいいじゃん。大好きで頼れる臣さんにさ」
俺は、気持ちが収まりそうになかったので、部屋を出た。
ジュースを買って、近くのソファに座った。
一息ついたら、戻ろうと思っていた....
だが、
?「岩ちゃん!そこにいたんだ」
俺を呼んだのは直己さんだった。
剛「どうしたんですか?」
直「岩ちゃんが出て行った後、華淑が泣き出して....」
剛「何で...華淑が」
直「いいから、早く来て仲直りしなよ」
剛「仲直りって言われても、俺ら喧嘩してないっすよ」
直「喧嘩してなくても、分かりやすいほどイライラしてたでしょ」
剛「だって、俺の隣でも臣さんの事ばっか心配してて、無意識なんだと思うんですけど、いらってきました。すみません、ご迷惑をおかけして」
直「いや、俺らもNAOTOさんの冗談を言う時から止めたらよかったんだよ、ごめんね」
そう、話しながら、華淑の好きなカフェラテを手に、急いで部屋へと戻っていった
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作者名:krump baby | 作成日時:2017年11月26日 22時