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剛典side ページ8

昨晩から虫の居所が悪い。
昨日は午後から撮影が入ってて、仕事終わりまで携帯を見る暇なんてなかった。

仕事が終わり、instaに投稿しようと開いてみると、臣さんが更新していた。
その更新には、華淑が気持ちよさそうに寝ていた。

俺は、すぐに電源を切った。


そして、俺の思考回路はフル回転していた。

昨日は、臣さんも一緒に飲んだのか....
酔ってたなら、華淑の家まで送ってあげたのか....
何か、深い関係に発展しているのか....

俺の頭の中は、ネガティブな発想しかなかった。

華淑は、大学で出会った時から、ソウルメイトであり一番の理解者だと思っていた。
だけど、結局、華淑は俺には無防備な姿をさらさない。
俺の前で、酔うところなんて見たことがなかった。
今回だって、臣さんが華淑を介抱した。

そのことで頭がいっぱいだった俺は寝付くことが出来なかった。
寝不足のまま出社すると、隆二さんと華淑以外のメンバーは既に来ていた。

4人の話題は、昨日の華淑でもちきりだった。


N「何で、華淑、飲みに行ってたんだろう。俺、午後から華淑と一緒でオフだったから誘ったのに...」


健「俺も、時間が空いたから、萩花に食事誘ったんですけどあっけなく振られましたよ」


思い切って、疑問をぶちまけた


剛「でも、何で、臣さんが、華淑と一緒にいたんですか?」


健「それはな、俺が萩花に振られちゃったから、臣を道連れにして飲みに行ったんや」


剛「それなら、俺を誘ったらいいじゃないですかぁ」


健「岩ちゃんは、仕事だったじゃん」

ああーもうっ、初めて仕事が憎いと思った瞬間だった。


健「でも、可愛かったな、二人の寝顔❤」


N「いいなぁ、俺も一緒に飲んで、華淑のべろべろな所、見たかったなぁ」

二人は、俺が機嫌が悪いのを利用して、あえて大きな声で話していた。
だが、いつも参加しそうな臣さんが無言で何か抱え込んでいるようだった。

俺でも見たことない華淑の可愛い姿を見たはずなのに、何でそんなに、考え込んでいるのだろう。
華淑との進展があったから....

臣さんであっても、華淑の隣にいるということは本当は納得するべきだが、不服だった。

俺は、親友として華淑を心配しているのだろうか、それとも.....

この感情が何か、まだ知らなかった

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設定タグ:岩田剛典 , 登坂広臣 , 三代目
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作者名:krump baby | 作成日時:2017年11月26日 22時

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