剛典side ページ26
〜回想〜
俺は、彼女のダンス姿が頭から離れられず、どんな曲で踊っていたのだろうか、
どこの人なのだろうか、などと彼女のことで頭がいっぱいだった。
ある大学での授業があった日、俺は、授業が始まる結構前に大学に到着してしまい、校内を散策していた。
その時だった、
不安そうな顔で、周囲を見渡している彼女がいた。
俺は、一か八かで彼女に声をかけた
剛「迷子だよね?」
彼女は、声をかけた俺に驚きながらも、何かに気づいた顔だった
『転入したばかりで、校内が分からくて...』
俺は、彼女を目の前で見ると疑問が浮かび上がった
剛「転入?君は、大学生なの?」
そう、彼女はどうみても俺よりも年下のように見え、大学生には見えなかったのだった
『あー、はい...年齢的には、高校生なんですけど、飛び級したり色々と事情があって』
彼女の言葉で、俺は納得した。
剛「ダンスもできて、勉強もできるとなると、完璧だね」
彼女は、照れながらも、発言を聞いて確信を持った顔をして俺を見た
『やっぱり、あの鏡の場所で踊ってた人ですよね!』
俺のことを覚えていたことに対して嬉しい気持ちになった。
剛「俺のこと、覚えてたんだ」
『はい!初めて来た場所だったんですけど、あなたのダンスに一番、目がいったので』
それからと、俺は彼女と話すようになり、
親しくなるのに時間は必要なかった。
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作者名:krump baby | 作成日時:2017年11月26日 22時