貴方side ページ3
今日も、毎日のように、夜明け前にアラームが鳴り、目を覚まして、用意をした後、日の出前には出社する。
私には持病がある。
その病気を詳しく説明するのは、面倒だから、簡単にいうと、日光に長時間、当たっていると死んでしまう病気である。
HIROさんにスカウトされた時は、嬉しかったが、後々考えてみると、危険だらけで、迷惑かけることが目に見えていた為、断っていた。
それ以上に、嫌だった理由は、岩ちゃんにばれることが何故かとてつもなく嫌だったからだ。
しかし、HIROさんと話し合った末、三代目に加入することになった。
今では、病気の対処法にもなれ、様々な仕事にもチャレンジさせてもらっている。
いつも、出社したら、暇なため練習して、HIROさんと挨拶して、部屋に戻り、皆が来るまで仮眠をとるのが日課である。
昨日は、外での仕事をしたため、疲れもたまっており、すぐに眠りにつけた。
N「おっ、もう来てんじゃん、てか、寝てるの?」
カシャッ
直「おはようございますって、NAOTOさん何してるんですか?」
N「おはよう。いやぁね、華淑があまりにも気持ちよく寝てて、寝顔が可愛かったからつい」
直「良いなぁ、じゃあ、俺も」
そう言って、二人で写真を撮っていたらしいが、被害者の私は気づきもしなかった。
N「良いでしょ〜早く来た人の特権なんだよ」
それから、時間が経ち目を覚ますと、肩には誰かの上着がかかっていた。
部屋には、健ちゃんしかいなかった
健「おおっ、華淑、おはよう」
『おはよう、健ちゃん』
健「今日は気持ちよく寝てたな、ちなみに、その上着は岩ちゃんのやで」
やっぱり、岩ちゃんは優しい。
落ち着く匂いのせいで、ぐっすり眠れたみたいだった。
ガチャン、すると、岩ちゃんが臣君と話しながら、入ってきた。
剛「おっ、華淑。おはよう」
『おはよう岩ちゃん、これありがとう』
広「おはよう、華淑、よく眠れた?」
『おかげさまで、ぐっすりと』
岩ちゃんは、机の上に畳んでおいた上着を貰い、代わりに私の前に、ミルク入りのコーヒーを置いて、定位置に座った。
剛「寝るのは、良いけど、目を覚ませよ」
『はーい』
いつものように、優しい岩ちゃんでした
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作者名:krump baby | 作成日時:2017年11月26日 22時