剛典side ページ16
今日は、仕方なく撮影終わりに打ち上げに参加しなければならなかった。
実を言うと、今日の撮影は午前中で終わる予定だったから、その後、事務所に行って、華淑に会いに行こうと考えていたんだけど、その願望も途絶えて、結局、撮影は夕方まで長引き、俺はイライラして仕方がなかった。
華淑が倒れてから、華淑は俺と少し距離があるようで、ぎこちなくて、少しでも話してモヤモヤを解きたかったのに、香水のきつい女優さんは、はっきり言って、鬱陶しく、更に華淑に会えてないからなのか、作り笑いもできないくらいしんどかった。
それから、飲み続けていた時....
女「健二郎さん!お久しぶりです〜」
健二郎さんが、この飲み会に参加していて驚いた。
俺は、すぐさま、健二郎さんに助けを求めて、ようやく解放された
剛「ありがとうございます」
健「災難だったな」
剛「ていうか、何で、健二郎さんが、ここに居るのですか?」
健「華淑を連れて飲みに来たんだけど、監督につかまってしもうたんや」
俺は、耳を疑った。
剛「華淑は!華淑も一緒に来ているんですか?」
健「多分、スタッフの皆さんに挨拶に行ったと思うんやけど....」
俺は、すぐさま周りを見渡し、華淑を捜した。
すると、華淑は他の男性スタッフに囲まれていた。
俺は、その光景に何故かイラつきを覚えた。
すぐに立ち、華淑の所へと足を運んだ
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作者名:krump baby | 作成日時:2017年11月26日 22時