意味不明。 Fuma.K

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your side




予備で着替え多めに持ってきてよかった…。


伊達に荷物が多い訳じゃないんで！


備えあれば憂いなしなんで！


ドギマギしながらシャワーを浴びて。


すっぴんをなるべく見られないように


俯きながら歩いて部屋の隅へ。


しばらくすると風磨さんがシャワーを浴びる音が


静かな部屋に響き始めた。


ふぅ…


やっと一息つけた。


おもむろに鏡を覗く。


やっぱりブスだなぁ。。。


薄くでもメイクしとくべき？


でも肌荒れるしなぁ…


そんなことを考えている間に


風磨さんが来る気配を感じた。


結局、メイクする時間はなく、


スマホをいじるふりをして俯く。


風磨｢はぁ、すっきりした。

てかお前、姿勢悪すぎない？(笑)｣


人の気も知らないで…。


相手が彼氏だったとしても


しばらくは見せたくないよ、すっぴんなんて。


風磨｢明日、この便とってあるから。｣


A｢ありがとうございます。｣


風磨さんのほうを見る訳にはいかないので


とりあえずお礼だけ。


風磨｢寝坊すんなよ。｣


A｢はい。｣


風磨｢おい。聞いてんのか。｣


俯きながら受け答えする私に、


風磨さんは少しイラついてるみたい。


それでも嫌なものは嫌なんです。


すっぴんだけは。


風磨｢相手の目を見て話すのは社会人として…

てか人として大事だぞ。｣


私だってそんなことわかってますけど…(涙)


そういうわけにもいかないんです…(涙)


風磨｢こっち見ろって。｣









ｸﾞｲｯ









どこからともなく手が伸びてきて、


私の顎を持ち上げた。









え。。。









顎クイ！？


顎クイですか！？


少女漫画でしか見ないと言われるあの！？









すっぴんが恥ずかしいのと


顎クイの衝撃でもう何がなんだか…(混乱)


しかも


風磨｢すっぴん、別に綺麗じゃん。｣


なんて言うし！









さらに！


ダボッとした部屋着に濡れ髪っ…。


水も滴る良い男…なんてもんじゃない…。


普段のピシッとしたスーツ＆整えた髪型のとギャップが…


すごすぎて…


眩しい…。









顎クイした上に、


すっぴんを褒められ、


さらに普段とのギャップはほんとに…


心臓が持ちません。。。

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