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your side
風磨｢代行彼氏は友達に誘われて、
暇つぶしのつもりではじめたバイトなんだけど、
なんだかんだ結構やってるな。」
A「そう…なんですか。」
どうりで女の子の扱いにも慣れてるし、
話すのも上手なわけだ。
そう思うと、わかっていたはずなのに、
なんだか少しだけ、切なくなった。
風磨「まぁ要は、
女の子の願望を叶えてあげるバイトって感じかな。
あれしたい、これしたいって女の子の可愛いワガママを、
彼氏の代わりに叶えてあげるの。
だからAちゃんみたいな子は初めてで、
少し驚いちゃった。」
A「え？」
風磨「だってAちゃん、
最初に俺がどこ行きたいか質問したときに、
特にないって答えたじゃん。
代行彼氏を依頼してくる女の子はみんな、
遊園地行きたいだの、お買い物したいだの言ってくるからさ。」
A「そう…なんですね…。」
風磨「はい。この話は終わり！
あ、あと、代行彼氏をするときのルール、
１つだけいい？」
A「なんですか？」
風磨「俺を本当の彼氏だと思うこと。
だから代行彼氏中にこういう話題はタブーだからね？」
A「あ、すみません…
でも、もう１つだけ質問、いいですか？」
風磨「なに？」
A「料金って…」
そう。
さっき風磨さんも言っていたように
代行彼氏はバイト。
料金が発生するのだ。
さっき風磨くんがさりげなく払ってくれた
映画のチケット代やポップコーン代も
あとで請求されるに決まっている。
じゃないと本命でもない女子のために
わざわざ４人分の席を取る理由がわからない。
風磨「あー。。。」
何故か困ったような顔をする風磨さん。
風磨「別に…いいよ。
中島の紹介だし、初回だし。
今回はサービスってことで。」
A「え！？いや、でも…」
さすがにそれは申し訳なさすぎる。
バイトどころか、
風磨さんにとってはかなりマイナスになるではないか。
風磨「まぁまぁ、それよりもっと楽しい話しようよ。
せっかくサービスするんだから、
さっき話したルールくらいは守って？」
そう言われてしまうとなにも言い返せない。
A「はい…。」
私はそう言うしかなかった。
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のえる - 風磨くんを変えた素敵な主人公と風磨くん、2人で幸せになる未来を想像して幸せな気持ちになしました。今回も素敵なお話ありがとうございました！ (2021年5月30日 15時) (
レス) id: 891e4b632c (このIDを非表示/違反報告)
紫のユニコーン(プロフ) - ゆうかさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(感涙)頑張ります！ (2019年5月15日 23時) (レス) id: a0d445945d (このIDを非表示/違反報告)
紫のユニコーン(プロフ) - ☆さん» ご指摘ありがとうございます！直しました！ (2019年5月15日 23時) (レス) id: a0d445945d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか - ものすご〜く面白かったです！紫のユニコーンさんの作品は全て面白いですよ！これからも頑張ってください！新しい作品楽しみにしています！ (2019年5月5日 21時) (レス) id: 016fab1cb5 (このIDを非表示/違反報告)
☆ - 04【なお嬉しかったんけど…。】→だけど の「だ」が抜けてるような気がします。 お話、面白かったです！ (2019年4月25日 19時) (レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫のユニコーン
| 作成日時：2019年2月3日 20時
