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your side


そんなことが続き、


私はいつしか風磨くんを避けるようになっていた。


だって、これ以上一緒にいたら、


これ以上風磨くんの優しさを知ってしまったら、


風磨くんを好きになってしまいそうだったから。


自分の気持ちを、


抑えきれなくなってしまいそうだったから。









だから私は風磨くんを避け、


自然と健人くんと一緒にいることが多くなった。


仕事内容に差し障りが出るようなことはしないけど、


風磨くんの診察補助は


なるべく勝利くん達に任せるようにしたし、


空き時間も


風磨くんのいないところへ、いないところへと移動するうちに、


健人くんと過ごすことが増えた。









そんなことが続いていたある日、


風磨くんの様子がおかしいことに気づいた。


私が健人くんの診察補助をしていると


風磨「おいA。こっちの補助しろ。」


ってわざわざ呼ばれるし、


空き時間に健人くんと話していると


風磨「A、ここ掃除しとけ。」


って何かと雑用を頼まれる。


診察補助は私なんかより勝利くん達のがずっと手際がいいはずだし、


雑用だって別に今やらなきゃいけないことじゃないはずなのに。


もしかして健人くんと私を引き離したい?


でも、なんで?


恋愛禁止ルールを気にしてる?


私、別に健人くんを好きなわけじゃないのに…。


そして、


風磨くんがそうやって


私を健人くんから遠ざけようとする度に、


健人くんはいつも、嬉しそうな...


それでいてどこかイタズラっぽい表情を浮かべる。


この2人の関係性が未だによくわからない。。。









そんなことを考えていると、健人くんに呼ばれた。


健人「Aちゃん。

あとで、俺の部屋来てくれる?

ちょっと話があってさ。」


そう言ってまたイタズラっぽく微笑んだ。


A「わかりました。」


どんな用事なのか気になるけれど、


とりあえず私はそう返事した。









その日の診察が終わってから、


私は言われた通り、健人くんの部屋へと向かった。

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設定タグ:SexyZone , 菊池風磨 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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紫のユニコーン(プロフ) - 夏さん» 修正させていただきました。教えてくださってありがとうございます。 (2016年12月17日 20時) (レス) id: a0d445945d (このIDを非表示/違反報告)
- 03【すぐにに着いてしまった。】→「に」1つ多い、 08【第2日曜日だからの休診日なんだけど】→「の」いらない と思います。 (2016年12月17日 17時) (レス) id: 21ce86efc4 (このIDを非表示/違反報告)
紫のユニコーン(プロフ) - りなさん» うわぁぁぁ!ほんとですか!?そのお言葉は本当に嬉しいです(感涙)ありがとうございます!私なりに頑張ります!!! (2016年9月22日 23時) (レス) id: e35a3a508f (このIDを非表示/違反報告)
りな - 続編苦手って言ってるけど、私はすごく面白いと思います!これからも頑張ってください! (2016年9月22日 0時) (レス) id: 2e8a67748c (このIDを非表示/違反報告)
紫のユニコーン(プロフ) - RIKOさん» ありがとうございます!続編も頑張るので是非読んでください! (2016年9月9日 21時) (レス) id: 5eccef3faf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫のユニコーン | 作成日時:2016年7月31日 23時

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