絶対ルール。 Fuma.K

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your side


そんなこんなで面接当日。


面接の対策は…してませんっ！(泣)


そもそも何をどうすればいいとかわかんないし、


歯医者でバイト経験のある友達なんていないから、


聞くこともできないし。。。


ネットでなんとなーく調べてみたけど


結局よくわからないし。


もうダメ元でいいやってことになりました(苦笑)


電車の中で改めてネットを見て、


最後の悪あがきをしたけど、


３駅なんてあっという間で。


すぐに着いてしまった。


アルバイト募集用紙には駅から徒歩１分って書いてあった。


一応、５分前には着いといた方がいいかなって思って


８分前着の電車があったからそれで来た。


…のはいいものの、、、


歯医者なんて見当たらないんですけど！


徒歩１分とか言うから目の前かと思ってたのに！


急いでスマホの地図アプリを起動する。


あ、あった！


確かに近いっぽい...


けど地図の見方とかイマイチわかってないんだよな。。。


とにかく歩くしかない！


そう思って歩き出した。


もう恥とか捨てて近くのおばあさんにも聞いてみる。


「うーん。。。

聞いたことあるんだけどねぇー。。。

どこだったかしら。。。」


A「あ、そうですか！

すみませんでした！ありがとうございました！」


早くしないと！！！！間に合わない！！！！


「あーいやちょっと待って。

もうちょっとで思い出せそうなのよー。」


A「いや、でも…」


…完全なる私の人選ミス。。。


こんな人に聞かなきゃよかった。。。


いやとってもいい人なんだよ？


いい人なんだけど、


今の私の状況的には実にマズい人に道を聞いてしまった。。。


なんとかおばあさんをすり抜け、時間は残り３分。


５分前到着どころか、遅刻だよー(泣)


人目を気にせず駅近くを走った。


すると目の前にオシャレな建物が。


こんなオシャレな建物あるんだーとか思って通り過ぎようとすると









『SZ歯科クリニック』









という看板が目に飛び込んできた。


え！？


まさに私の目的地。


この建物が歯医者！？


いやでも、なにはともあれ、たどり着けて良かった…。


時計を見ると１分前。


さっと手鏡を取り出し、


乱れた髪をぱぱっと整えてドアを開ける。


だって遅刻寸前で、


考えてる暇なんてこれっぽっちもないんだもん(泣)

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