特別なR ②【rtrt】 (ページ8)

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そして、時間は過ぎ、空が暗くなる時間帯になった。

(もうそろそろ閉めようかな。)

そう思いレトルトくんに連絡する。

「もしもし、レトルトくん。今から片付けようと思う。」

「おっけー、じゃあ今から行くわ。」

「うん、ありがとう。」

電話を切ると、私は早速絵達を片付け始めた。

そして、絵を片付け終わった後、丁度レトルトくんの姿が見えた。

「Aっ。」

「レトルトくん。丁度片付け終わったよ。」

「よしっ、ほないこか。」

「うん！」

私はレトルトくんの隣で歩く。

私より少し背の高いレトルトくんに何故だかキュンとする。

ずっとレトルトくんの隣にいれたらいいのに、そう思いながら夜道を2人で歩いた。

レトルトくんとお喋りしながら。

「A、来週の木曜日さ、久しぶりに出かけん？」

「おっ、いいね！」

「ほんとっ！？」

「もちろんだよ。」

「じゃあ駅前集合ね。」

「おぉ！駅前とは珍しい笑」

「そうやな笑」

そして、レトルトくんと遊ぶ約束をしてその日は別れた。

レトルトくん、どこに連れて行ってくれるんだろう。

どこに行くかは言ってくれなかったから、その日までのお楽しみという事だろうか。

その日、何が起こるんだろうとワクワクが止まらなくて、ずっと幸せな気分だった。