特別なR ②【rtrt】 (ページ22)

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30 決闘ページ22

襖を開けると、そこには当たり前だが雪さんがいた。

そして、雪さんの後に着いて行くと、大きな長い机が置かれた畳の部屋に到着した。

「こちらでお待ちください。」

雪さんはそう言うと、この部屋から出ていく。

私は座布団に座り、あの人が来るのを待った。

しんとした時間が流れること数十分

私はあの人に何から伝えようかと考えている時、さらっと襖が開いた。

そして、あの人が何も言わず部屋に入り、何も言わず座った。

私とあの人は、長い机を挟んで向き合う形になる。

そして、沈黙の時間が続き、料理が運ばれてきた。

「お料理をお持ちしました。」

雪さんや他のお手伝いさんが料理を次々と机に並べていく。

「では、何かございましたらお申し付けください。」

並べ終えると、お手伝いの皆さんはこの部屋から出ていった。

そして、また沈黙の時間が流れる。

こんなに空気の悪い昼食は初めてだ。

あの人が食べ始めるのを見てから、私は料理に手をつけた。

そして、この沈黙を破ったのはあの人だった。