特別なR ②【rtrt】 (ページ21)

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レトルトでなでな!キヨくんがな、

Aうん

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レトルトそしたらうっしーまでさー

Aうんうん

・
・

レトルトそれでそうなってん!!笑

A笑笑

レトルト笑笑

友達の話をするレトルトくんはとっても楽しそうで、文字だけでもその楽しさや嬉しさが伝わってくる。

それは、話を聞いている私の心までをも嬉しくさせた。

Aいや～、私もその場にいたかったなぁ～

レトルトせやな～、俺もその場にAがおったらなぁて思った

A笑

じゃあ今度帰ったら皆で遊ぼうよ

レトルトおっ!ええなぁ～。遊ぼ遊ぼ!

Aうん!

そして、レトルトくんと約束をした。

山場を乗り越えれば私の夢見る世界が現実となる。

大丈夫、きっと、大丈夫。

レトルトくんがずっと待っていてくれているから。

私はそう心に留め、次の文字を打とうとした時、襖の奥で、『失礼します。』という声が聞こえた。

「A様、お昼食の準備が整いました。」

私は雪さんの声を聞いて素早く文字を打つ。

A昼食の準備が出来たみたい、じゃあ、行ってくるね

レトルトうん。行ってらっしゃい

そして、レトルトくんの返信を確認すると、私は着物の裾をピシッと伸ばし、襖を開けた。