19 映画 ページ39
今日はバイトがお休みな木曜日。
いつもこの日、私は遅くまで布団に潜っていた。
まぁ、遅くまでと言っても大体10時頃。
きっと毎日が休みなら毎日このくらいの時間まで寝ているのだろう。
一応アラームはセットしてあるのだが、焦ることが何も無いと、私は余裕で何度寝でもしてしまうのだ。
だけど、アラームじゃない何かの音で私の目は覚めた。
ピロン、ピロンピロン
「ん、ん〜、…。」
私は少し唸りながらスマホに手を伸ばす。
そして、薄らと目を開けスマホの画面を見る。
そこには、レトルトくんからの沢山のメッセージが届いていた。
「レトルトくん!?」
私はそう言って飛び起きた。
少し訂正しておこう、私はラインの通知で目覚めたのではなく、レトルトくんからのメッセージで目覚めたのである。
私は直ぐにラインを開き、メッセージを読む。
レトルトA起きてる?
今日A休みやろ?やから、もし良かったら、俺ん家来んか?
メッセージの後には可愛らしいスタンプも載せられていた。
私はものすごいスピードで手を動かし、返事を打つ。
Aもちろん行く!何時に行けばいい?
すると、直ぐに返事の返事が返ってくる。
レトルトんー、いつでもええよ、俺ずっと家おるし、来る時連絡して
AOK、分かった!
そして、メッセージのやり取りを終えると、私は急いで準備をし、レトルトくんの家に向かった。
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作者名:シーチキン | 作成日時:2021年3月11日 12時