12 実況 ページ24
偶然レトルトくんとショッピングモールで会って、そのお陰でお互いを思い出して、今は2人でショッピングモール内を歩いている。
「それにしても、一瞬の間に店内はぐちゃぐちゃやね。」
「そうだね、私、本当に棚の下敷きになってなくて良かった。」
「そうやね、俺やって嫌やわ、Aが棚の下敷きになるやなんて。」
「さっきは、本当にありがとね。」
「いいよ。それより、ここ出る?ガラスの破片とかまだ落ちてるかもしれんし、外出た方がええやろ。」
「そうだね、そうしよう!」
という事で、私達は外に出ることにした。
「外に出ると言ってもどうする?・・・もう帰る?」
レトルトくんともっといたいと心から思っていたけど、私はそう聞いていた。
「んー、もし、もしな、Aが良かったらなんやけど…、今から俺ん家行かへん?」
「え!?」
いきなりレトルトくんの家に誘われて私は動揺する。
だって、そんな、男の人の家なんてもう何年も入ったことないよ〜!
だけど、本当はとっても嬉しいのだ。
「いや、そんなやましい事あらへんで?ちょっと、一緒にゲームしたいなぁ思て。」
レトルトくんの言葉を聞いて私は大きく頷いた。
「うん!行く!私もレトルトくんとゲームしたいなって思ってたの!」
「ほんと!?ほな行こっ!」
という事で、レトルトくんの家に行くことになった。
いや〜、まさかレトルトくんから誘ってもらえるなんて思ってもみなかったからとても嬉しい。
心の中がお花畑だ。
そして、とってもドキドキしている。
だって、今から、好きな人の家へお邪魔するのだから…。
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作者名:シーチキン | 作成日時:2021年3月11日 12時