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そんな彼から私が欲しい言葉を貰って、私はもっと幸せになった。
もっと幸せで心をいっぱいにしたいけど、いっぱいになり過ぎちゃって溢れちゃう。
そして、私は香坂さんを見つめる。
すると、香坂さんは照れたように頭の後ろをかいて言った。
「すみません、なんか小恥ずかしいこと言って…。」
「い、いえいえ!全然そんな事!とっても嬉しいです!今年一嬉しいです!」
私が笑ってそう言うと、香坂さんも笑って言った。
「それやったら、良かったです。」
「うわー、レトさんに全部持ってかれちゃったよ。」
その横で、清川さんもケラケラと笑っていた。
そして、香坂さんと清川さんはじっくりと私の絵を見て、今日も絵を買ってくれた。
「ありがとうございます!」
私がそう言うと、清川さんが口を開く。
「また明日も来ますねー!」
「本当ですか!?ありがとうございます!」
「俺も来ます!」
「ありがとうございます!!」
そして、2人は私の絵を持って帰って行った。
(明日も来てくれるんだ。)
そう思うと、明日が楽しみでしょうがなくなった。
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作者名:シーチキン | 作成日時:2021年3月11日 12時