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『＿＿＿＿＿＿っ、えっ？』
今、まふくん何て言った...？
他の男の人と同じ関係。確かにそう、聞こえたはずなんだけど。
予想もしなかった彼の発言に、思わず顔を上げて目を見開く。
そしてひたすら、困惑した。
他の男の人と同じような関係って、今までのただ一緒の時間を過ごすだけの関係じゃなくなるってこと。
『＿＿＿＿＿＿それって、』
はっきり言ってしまえば、その.....身体の関係ってことで。
私とまふくんが、そういう関係になる。
想像もしてなかったような怒涛の展開に、頭が追いついてない。否、追いつかない。それ程、ただただ衝撃的で。
ごくり、と混ざり合った感情を飲み込むように、喉を小さく鳴らした。
開いた口が塞がらないまま、自然とまふくんがいる方に目線を向ける。そしてふと、視線が交わり合った一瞬。息が詰まった。
まふくん。
そう恐る恐る、声を掛けようとしたけど。それは先にぱっと視線を外した彼の声に、掻き消されてしまった。
「ごめん、Aちゃん......」
沈黙を破ったのは、聞いたことのないような震えたまふくんの声だった。視線と一緒に顔も逸らしてるから、どんな表情をしてるかのは分からない。
＿＿＿＿＿＿でも。
ふと、頭の中でまふくんが今日私に掛けてくれた言葉が、不意に脳裏をよぎった。
昨日何してたの、と聞かれて咄嗟に嘘を吐いたこと。
男の人と会ってたりする？と聞かれたら、困惑して理由を尋ねるしか出来なくて。
繁華街で見た、と言われれば動揺してなにも言えなかった。
「＿＿＿＿＿＿やっぱり、さっきの...気にしないで」
「＿＿＿＿＿＿僕の見間違い、だったかも」
「ごめん、変なこと聞いて」
まふくんは何も悪くない。
全部、ぜんぶ私のせいなのに。
私は何回まふくんに気を遣わせてるんだろう。
ごめん。＿＿＿＿＿＿その言葉を今日、何回聞いたんだろう。
それを聞くたびに、まふくんに対する罪悪感とか、申し訳なさでいっぱいで、ぎゅっと心が締め付けられるように苦しかった。
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空梅雨(プロフ) - 無気力に自信が有る人さん» 気づいちゃいましたね笑コメントありがとうございます😊😊更新頑張ります…！！！ (2022年3月13日 9時) (
レス) id: a04b728654 (このIDを非表示/違反報告)
無気力に自信が有る人 - 気づかれましたね。更新頑張ってください！ (2022年3月13日 9時) (レス) @page25 id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
空梅雨(プロフ) - ラムちゃさん» こちらこそ読んでくださってありがとうございます…！！！感謝しかないです、いつもありがとうございます🙏 (2022年2月21日 21時) (レス) id: a04b728654 (このIDを非表示/違反報告)
ラムちゃ - 更新ありがとうございます (2022年2月21日 21時) (レス) @page16 id: f594704211 (このIDを非表示/違反報告)
空梅雨(プロフ) - ラムちゃさん» コメントありがとうございます…！好きと言って頂いてとても嬉しいです‼更新頑張ります (2022年1月28日 23時) (レス) id: a04b728654 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空梅雨
| 作成日時：2022年1月27日 20時
