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A「…！！ 本当ですか？」
城戸「ああ、君次第だが…まずは黒トリガーについてだ」
私は昂ぶる気持ちを抑え、聞くことに集中する。
城戸「黒トリガーは唯一無二だが、使える者に至ってはそうではない…隊員が増え次第、適性のある使用者を募り、黒トリガーの所持者を決めようと考えている」
A「所持者…」
城戸「しかし、先程もいった通り、黒トリガーは貴重かつ強力な武器だ。実力のある者にしか持たせられない…必ずしも君の手元に渡るとは限らないと思ってくれ」
A「……なるほど、」
要は『猶予もチャンスもやる。だから、それまでに手に入れたいのなら腕を磨け』ということかな？
私の頑張り次第ではあるが、予めそれを教えてくれる城戸さんは案外親切なのかもしれない。
城戸「もうひとつは…自分を大切にしなさい」
A「………それは…」
城戸「先程の言い方だと、『救ってもらった命は有効活用すべきだ』と言っているように聞こえた」
A「…！」
予想外の条件とともに、そのことについて見抜かれていたことに驚く。
忍田「確かに今は人手が必要で、戦うならそのくらいの覚悟も必要だろう。だが、戦う上でその考えはあまりにも危うい…」
林藤「俺達は、そういう風になってほしいわけじゃないからな」
A「………、」
残りの二人にそう言われ、私は呆然と口をあけてしまった。
…そうか、この人達は逆の意味で私を兵士にしたくなかったのか。
城戸「以上を条件に、ボーダーへの入隊を認めよう」
A「………」
…自分を大切に、か。
A「……できるかわかりません。でも、努力はします」
城戸「我々も君に黒トリガーを…最上を渡せる確証はないからな」
A「十分です。父の想いを受け継いだのは、貴方達ですから」
城戸「…それもそうだな」
お互い、不確定なことを承知で握手を交わす。
城戸「ようこそボーダーへ、君の成長を楽しみにしている」
＊
閲覧ありがとうございます。
ストック分がなくなったので、ここから先は書き次第、随時更新致します。
ワートリ休載時の暇つぶしにでも、どうぞよろしくお願い致します。
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氷水(プロフ) - 海百合クラゲさん» はじめまして、嬉しいコメントありがとうございます！こういうの…っていったら難しいですが…こういう感じの夢小説少なかったのと、あまり推しを書いてる方がいなかったので書き始めました(笑)気が向いたときに見てやってください〜 (2022年8月2日 22時) (
レス) id: b2d8d7cb3b (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - えー好き。こういうの待ってたわ。ありがたやありがたや〜。 (2022年8月2日 21時) (レス) @page23 id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷水 | 作成日時：2022年6月27日 5時
