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嵐山「こっちが弟の副で、こっちが妹の佐補だ」
佐補「雨宮さん、助けてくれて本当にありがとうございました！！」
副「ありがとうございました！！」
嵐山父「父です、息子から話は聞きました。本当に危ないところを助けていただいたようで…」
嵐山母「准の母です、この度は本当にありがとうございました」
A「い、いえ…無事で何よりです」
次の日、彼は宣言通り、弟と妹を連れて再びお見舞い来てくれた。
なんなら、彼の一家揃ってお礼と見舞に来られ、すごく気まずい。
と、思ったのも束の間、
嵐山「それと、これ良かったら使ってくれ！俺の家であった余り物だが、入院するとなれば必要だからな！」
A「あ、ありがとう…」
嵐山母「あと、良かったらあなたの着てる服のサイズとか教えてくれないかしら？着替えも必要でしょう？」
A「い、いえ…そこまでお世話になるわけには…」
嵐山父「いや、むしろそれくらいさせてくれ。そうでなければ、償いきれない」
副「それに雨宮さん、目が見えなくなっちゃったんでしょ…？」
佐補「お願い、少しでも恩返したいの…！！」
A「……、」
もはや一家揃って恩返しに来ており、断るにも非常に断りにくい形に…
というか、恩返しと言う名の押売と言っても過言でもないくらいのレベルだ。
参って連れてきた嵐山くんに目線をやるも、「是非、世話になってくれ！」と言わんばかりの笑顔を向けられ、私は諦めてお願いすることとなった。
嵐山母「じゃあ早速買いに行かないとね！佐補、手伝って」
佐補「はーい！」
嵐山父「雨宮さんの家も教えてくれるかい？残ってれば必要なものを取ってくるよ、保険証とか」
A「い、いえ！そこまでは…！…嵐山くんだって、会ったばっかりなのに…」
嵐山「気にしなくていい、それに君は命の恩人だからな！」
副「てか、兄ちゃん名前で呼んでいいよ！みんな嵐山だし」
嵐山「そうだな、准って呼んでくれ！」
A「え、あ、いや…あの……うん、わかった…准…」
怒涛の嵐山家の恩返し活動に勝てるはずもなく、私は頭を抱えた。
…嵐山の血筋って、みんなこうなのか…？
頭は抱えたものの、お陰でその日のうちに入院どころか、今後の生活に困ることはなくなったのであった。
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氷水(プロフ) - 海百合クラゲさん» はじめまして、嬉しいコメントありがとうございます！こういうの…っていったら難しいですが…こういう感じの夢小説少なかったのと、あまり推しを書いてる方がいなかったので書き始めました(笑)気が向いたときに見てやってください〜 (2022年8月2日 22時) (
レス) id: b2d8d7cb3b (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - えー好き。こういうの待ってたわ。ありがたやありがたや〜。 (2022年8月2日 21時) (レス) @page23 id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷水 | 作成日時：2022年6月27日 5時
