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A「ってことがありまして…」
嵐山「すごいじゃないか！」
A「まぁ、私の頑張り次第だけどね」
嵐山「俺の弟と妹を救ったんだ、きっと立派な隊員になれるよ！」
A「…ありがとう、頑張るよ」(う"っ、良心が…)
世話になったこともあり、准にはボーダーに入ることになった旨を伝える。
真っ当な入隊理由ではないため、良心を痛めながらお礼を言う。
嵐山「ボーダーに入るなら、生活も保証されるのか？」
迅「そこはいま本部と一緒に用意してるけど、Aちゃんのはすぐ用意できるよ」
A「え、もうあるの？」
迅「Aちゃんとっておきのお部屋があります」
嵐山「それは良かった！俺達も住居を用意したほうがいいか悩んでいたから、それを聞けて安心したよ！」
A「…！！？」
迅「わあ…本当に手厚い…」
確かに退院後の生活については家が全壊したため、あるのは大変助かる。
もう用意できるという迅の自慢げな言葉には思わず聞き返してしまったが、爽やかな笑顔で言う准の言葉には耳を疑った。
手厚いどころではない、もはや一家の一人に加えられてしまっている。
迅「それはそうと、准は結局どうするんだ？」
A「…？」
嵐山「ああ、それなら俺もボーダーに入るよ」
A「え…待って、どういうこと？」
迅「ん？話してないのか？ボーダーに准の従兄妹がいて、入らないか誘われてたんだ」
A「えっ、そうなの！？」
嵐山「すまない…まだ入るか決めてなかったから、話すにも話せなくて…」
A「いや…むしろ、仲間が増えて嬉しいけど…」
嵐山「そう言ってくれると、俺も嬉しい」
この短いやりとりの間に、何故か准がボーダーに入ることが決まって、思わず驚きで声を上げてしまう。
確かにそれなら元々迅と准が親しげなのも納得がいく…
申し訳なさそうに話す准だが、すぐに強い眼差しで語られる。
嵐山「俺は君のように、いざというときに大切な人を守れるようになりたい。そして、俺にも君の手伝いをさせてくれ」
A「……、」
真っ直ぐに決意表明をする彼に、私は言葉を失う。
…大切な人を守る、か。
もうなにもない私には、言えない言葉だな。
A「…じゃあ、まずは負けないように頑張らないとね」
嵐山「どっちが先に迅から一本とるか、勝負するのもいいかもしれないな！」
迅「お、言うねぇ〜こりゃ、俺もうかうかしてらんないな」
＊
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氷水(プロフ) - 海百合クラゲさん» はじめまして、嬉しいコメントありがとうございます！こういうの…っていったら難しいですが…こういう感じの夢小説少なかったのと、あまり推しを書いてる方がいなかったので書き始めました(笑)気が向いたときに見てやってください〜 (2022年8月2日 22時) (
レス) id: b2d8d7cb3b (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - えー好き。こういうの待ってたわ。ありがたやありがたや〜。 (2022年8月2日 21時) (レス) @page23 id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷水 | 作成日時：2022年6月27日 5時
