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wz「気にしすぎだ。」


突然掛けられた声に驚き顔をあげると、隣にジフニオッパが座っていた。
しっかり独り言を聞かれていた。


『ジフニオッパ、』

wz「紅一点、最初はわけがわからなかったんだ。でもAが1人でバレエをしながら筋力を戻しているのも見てた。ごめんな、黙ってて。」


1人でバレエをしていたのを見られていた。
密かな努力がバレていたのだ。


『声かけてくれたら良かったのに』

wz「それじゃ偵察にならないだろ?どんな自惚れた女がくると思ったら、努力家だったから何も言えなくなったんだ。普通なら一日中バレエをするなんてできっこない。」

『……他のオッパたちには内緒にしててくださいね』

wz「お前がその貼り付けた笑顔辞めるならいいよ」

『え”』

wz「ハハ、素の方がいい」


可愛らしい顔立ちの彼は私をからかいに来たのか?
でも少し元気が出た。


『ありがとうございます、ジフニオッパ。精進します』

wz「変わってないじゃん、まぁいっか。ほら戻るぞ」


オッパに手を引かれ彼らの元に戻る。


mg「やー!抜け駆けだ!」

wz「お前じゃこんなこと出来ないだろ」

mg「できるさ!ね、A」


ミンギュオッパはウインクしながら腰を持って寄せてくる。


jh「Aはオッパのエギだもんね」

js「ハニ、オッパ達の、ね?」


まるで王子の微笑みかと思うほどの美形2人も負けじと手を引いてくる。


『……ジョンハンさん、ジスオッパ』

jh「俺の事オッパって呼んでくれないの?」

js「ハニね、話しかけたかったけどみんなに先越されちゃって落ち込んでたんだ。オッパって呼んであげて」

『……ジョンハニオッパ』

jh「違う、ハニオッパって呼んで」

『ハニオッパ、、あの、』


もうあと少しでキスできるんじゃないかって距離でスンチョルオッパの助けが入る。



sc「お前らもう終わりにすんぞ」


グイッと引っ張られたと思ったら肩を抱かれる。
他の方と変わらない気もするけれど、終わるだろうしいいか。


『じゃあ帰ります、お疲れ様でした』


足早に練習室を出て自室に戻りシャワーを浴びる。
汗もかいたけど、それ以上に男性に触られすぎて耐えるのに必死だった。

手首を掴まれた時、腰を寄せられた時、肩を抱かれた時。
カウンセリングに行ってもきっと変わらない。

後でもう一度シャワーを浴びるからとジャージに着替えトゥシューズを持って練習室へ行く。

音楽をガンガンで鳴らして踊っても、誰もいない練習室は少し寒かった。

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設定タグ:SEVENTEEN , 紅一点
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作者名:輝夜 | 作成日時:2023年4月2日 16時

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