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wz「みんな見てないのか」
jh「あの子が黙って居なくなるなんて絶対ない、」
sc「今日は撮影もないし、みんなで色々話す予定だったんだけどこうなったら探さなきゃな……社長に連絡するか」
探そうという空気になった時、
dn「ヒョン、今見に行ってもらってる」
ディノが戻ってきた。
確認をもらって部屋を見に行ったらしい。
彼女の部屋を知ってるのはスンチョリヒョン、ジョンハニヒョン、ディノの3人だった。
他はみんな知らないけれど、ヒョンがいるから大丈夫だと思ってる。でも実際こういうことがあると困るし、勝手に行くのはダメだと言われているらしい。
だけど少しすると女性スタッフが数人バタついていた。
何が必要か、どうするべきなのかと付き添いのスタッフ合わせて4、5人程で険しい顔をしながら社長室の方へ走っていく。
wz「俺トイレ行くわ」
sg「あ、ヒョン僕も行く」
wz「おう、なら行こう」
そう言い2人で練習室を出る。
少し歩くとスングァンが切り出す。
sg「ヒョン、もしかしたらA、体調不良とかじゃないかも」
wz「え?」
sg「ほら、僕姉がいるじゃないですか。なんか昨日の顔色の悪さが引っかかるところあって」
wz「……もしかして」
sg「ヒョン、スタッフたちについて行くつもりだったでしょ。でもヒョン1人だとダメだと思って僕も着いてきたんです」
バレていた。
でも姉がいるなら話は別だ、何があったのか安易に想像できた。学校で学んだけれど、実際どんなものなのかなんて女性にしかわからない。
これはただの男1人が首を突っ込んでいいものでは無いけれど、スングァンがいるならある程度はサポートできるかもしれない。
そう思い、スタッフの後ろをしれっとついて行く。
꒰ঌ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈໒꒱
スタッフの後ろをついて行くと社長室の手前の部屋についた。
彼女はここで生活していたのだ。
なんか事情があるんだろうなとは想像していたけれど、まさか社長室の隣だなんて思ってもみなかった。
ただそんな考えを口に出すより先にスタッフがバタついている。中の様子は見えないけど、出入りするスタッフの中に医療班がいた。
おかしい、そう思ったのは間違いじゃなかったし嫌な予感も当たった。
隣のスングァンも医療班が居るのはおかしいと察したようで、
sg「ヒョン、どうしよう」
wz「どうしようもないだろ、入るしかねぇよ」
おれに気づいたスタッフが止めるが関係ない。
俺らの妹を知る権利はあるだろ。
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作者名:輝夜 | 作成日時:2023年4月2日 16時