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2つの空きイスを残したまま進む授業中。
バタバタと慌てるような足音が響く。
廊下は静かに歩くものだ。
彼らは常識も知らないのだろうか。
｢A、どうかしたのか？｣
『いいえ？スターが来たようよ』
するとドアが開きウィーズリーとポッターが話をしながら席につく。
｢ふう、間に合った。遅刻したらマクゴナガルがどんな顔するか…。｣
あいつは馬鹿なのか？
目の前にいるじゃないか。
瞬間、マクゴナガルが変身術を解きウィーズリーたちの目の前に現れ、ウィーズリーは青ざめる。
｢……変身、お見事でした｣
｢お褒めの言葉ありがとうございます｣
そう言うと彼女はくどくどと説教を始める。
彼女はグリフィンドールの教師だと言うのに皆をフェアに見るのか。素晴らしい教師ね。セブルスとは大違い。
にやにやしながら彼らを見つめているとドラコが不思議そうな顔をしながら私を見ている。
『何かあったかしら、ドラコ』
｢いや、楽しそうだなと思って見ていただけさ。｣
『グリフィンドールなんか見ても楽しくないわ。あの二人を見ているのが楽しいのよ。失態だらけじゃない。』
声を殺しつつクスクスと微笑みながら私は彼に言う。
本心だ。
当然、グリフィンドールなんぞ見ても楽しくない。
だがあの二人は違う。
授業に遅刻するわ彼女の変身術を目の当たりにして呆気にとられた顔といったら……。
思い出しても笑えるね。
そこから授業が始まり、ドラコと話しつつも出された課題を終わらせた後、
その少し後ろにいた同寮の女子に話しかけられる。
あぁ、この子は確か、
『パンジー・パーキンソンだったかしら。』
｢覚えていてくれたの？嬉しいわ！｣
権力が好きなパーキンソン家。
実のところはそれくらいしか覚えていない。
『同じ寮だもの、覚えているわ。』
適当に話をしておけばいいだろうと隣にいるドラコと顔を合わせるとドラコも愛想笑いを出す。
微笑みつつ応えると彼女は頬を染めとても嬉しそうに自分の話をしだす。
どうせドラコに惚れたのだろう。
家のことしか話をしないじゃないか。
｢私、貴方に惚れちゃったみたい！｣
は？
『……パーキンソン家のご令嬢？』
｢パンジーって呼んで、せっかく同じ寮なんだから！｣
……この子は少しぶっ飛んでいるようね。
ドラコを見つめているのかと思いきや、私だったとは思わずつい声が上ずってしまった。
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Shio(プロフ) - 更新されてる…！これからも体調に気をつけて頑張ってください！ (2020年9月7日 19時) (
レス) id: 02207f4296 (このIDを非表示/違反報告)
雪狐 - 妊娠おめでとう御座います。お体に気をつけて下さい！これからも更新楽しみにしております！！ (2020年6月2日 21時) (レス) id: efc5c7c00a (このIDを非表示/違反報告)
ろずめろ(プロフ) - 妊娠おめでとうございます！コロナで大変な世の中ですがお身体にはお気をつけて頑張ってください！応援してます(^^) (2020年6月2日 0時) (レス) id: 890e0792a6 (このIDを非表示/違反報告)
ロォズ(プロフ) - 妊娠おめでとうございます！！ (2020年6月1日 16時) (レス) id: af5d25b1e3 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ - レムアーム石ではなくペゾアール石では… (2020年4月16日 22時) (レス) id: 2cc7740b05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：輝夜 | 作成日時：2019年12月10日 10時
