40 ページ41
『はぁ…………グレンジャー、助かったわ。周りは遠巻きに見るだけで声をかけたのは貴方だけよ。』
「当たり前でしょう？無理矢理連れてこられたの？俵担ぎだなんて、苦しかったでしょう……」
『えぇ、無理矢理よ。不意にやられて』
「…………ジョージ、フレッド…あなた達……！ここはグリフィンドールの寮であってスリザリンの彼女は入れな「なんでお前がここに居るんだよ！！！！」……ロン、」
『お前の双子の兄たちに連れてこられたのよ。俵担ぎでね。』
「嘘だ！そうやっていいながら忍び込んだんだろ！兄貴たちのこと利用したんだろ！」
「ちょっとロン！落ち着いて！本当に連れてこられたのよ！」
『嫌だわ、レディーに対して失礼極まりないこと。』
ウィーズリーの1番下が喚き散らしているがグレンジャーが宥めているので放っておいて、私は双子に顔を向ける。
『……何が言いたいか、貴方たちはわかる？』
「大変申し訳ありません。」
『わかったならいいわ。私はスリザリンに戻るから。後の始末はしなさいよ。』
じゃ、といい私が颯爽と寮を出ようとすると扉が開いた。
「……エルリア？なんでここに」
『双子に担がれて連れてこられたから帰るのよ。察せないのかしら。』
「あ、そうなんだ。えぇと、ジョージとフレッドがごめんね、どうぞ」
『あらどうもありがとう』
ドア側を譲りどいてくれたポッターに最低限の礼をし急いでスリザリンの寮に向かう。
幸い、生徒が戻ってきたのはポッターが最後だったようで誰もいない。
………………誰もいない？
おかしい、誰もいないなんて有り得ない。
朝食を終えて授業の合間にイタズラに付き合っただけだ。
それに教師まで見当たらないなんて、この広いホグワーツでは有り得るのかもしれないが、絵画の中ですら静かだ。
間違いなくこの空間はおかしい。
この瞬間、考え込んでしまったのが悪かったのか、
後ろから来る杖を構えた彼に気づかなかった。
「ステューピファイ」
『ｯ！？』
突然背後から呪文を掛けられ私の体は動く階段の上段から下の方へ転がり落ちる。
痛みとともに意識が薄くなり、薄めに見た影は目をつけていた彼だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 567人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Shio(プロフ) - 更新されてる…！これからも体調に気をつけて頑張ってください！ (2020年9月7日 19時) (
レス) id: 02207f4296 (このIDを非表示/違反報告)
雪狐 - 妊娠おめでとう御座います。お体に気をつけて下さい！これからも更新楽しみにしております！！ (2020年6月2日 21時) (レス) id: efc5c7c00a (このIDを非表示/違反報告)
ろずめろ(プロフ) - 妊娠おめでとうございます！コロナで大変な世の中ですがお身体にはお気をつけて頑張ってください！応援してます(^^) (2020年6月2日 0時) (レス) id: 890e0792a6 (このIDを非表示/違反報告)
ロォズ(プロフ) - 妊娠おめでとうございます！！ (2020年6月1日 16時) (レス) id: af5d25b1e3 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ - レムアーム石ではなくペゾアール石では… (2020年4月16日 22時) (レス) id: 2cc7740b05 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：輝夜 | 作成日時：2019年12月10日 10時
