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あの息の詰まるような空間から出たあと小走りに教室へ行き授業を受けた。
パンジーには顔色が悪いと心配されたがあんな事があったのだ、当然気分は悪くなるに決まっている。
時間は夕食になる。
が、気分が優れないと適当に断り部屋でだらける。
『…クィレルは何が狙いなのか、それがわからなければ父上に進言できない。』
自分の情報の少なさにイラつきを覚えながらベッドの上で梟のジャックを可愛がる。
鳥小屋はお気に召さなかったらしい、部屋で過ごしている時間の方が多い。
『ねぇジャック、父上は私の発言を聞いてくれると思う？証拠は準備できてないけれど』
そういうと理解したのか、自分の足を差し出す。
まるで手紙を結びつけろと言わんばかりに。
どこまでも賢い梟だ。
『…そうね、1度言ってみるのもありよね』
そうと決まれば仕事は早い。
レターセットにクィレルの事と賢者の石のことを手短に書きジャックの足に結びつける。
『さぁ、頼むわよ』
ジャックは軽やかに飛び父上の居るであろうエルリア本邸へと飛び立った。
防護魔法もかけたから心配はいらないだろうが万が一クィレルにバレては困る、内密に送っているのに全く意味が無い。
だが教師たちに言うのもいい気がしない。
黙っておくのが一番か。
ハリー･ポッターに加担するのは嫌だがここで公にする方が都合が悪い。もちろん、セブルスにも。
ドラコに言ったら何も行動できなくなる。それは大いに困る。デメリットだらけじゃないか。
『1人が楽ね、ほんと』
何するにも、ね。
────────────────
次の日、パンジーよりも早く起き誰もいない間に図書室へと向かい禁書を持ち出す。
床には少しのガラスが落ちている。きっと夜中に誰かが入り込み捕まったか、あるいは逃げたか。
誰だか想像はつく。
『…さて、リミットは1時間ね』
さっさと探して読んでしまおう。
あまり使いたくないが数冊取り出し勢いよく開くと関わりのあるページが開く。これはエルリアの特技だ。
魔法を使い思いの通りのページを開く。小さい頃に母上に教わったことだ。
『ビンゴね』
だが書いてあることは初歩的なことだらけだ。
禁書なのに？おかしい。きっと誰かが仕組んで隠した。きっと賢者の石の製作者本人だ。
これでは情報が集まらない。だが時間もない。
今日は諦めてまた後日学校を探索しよう。
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Shio(プロフ) - 更新されてる…！これからも体調に気をつけて頑張ってください！ (2020年9月7日 19時) (
レス) id: 02207f4296 (このIDを非表示/違反報告)
雪狐 - 妊娠おめでとう御座います。お体に気をつけて下さい！これからも更新楽しみにしております！！ (2020年6月2日 21時) (レス) id: efc5c7c00a (このIDを非表示/違反報告)
ろずめろ(プロフ) - 妊娠おめでとうございます！コロナで大変な世の中ですがお身体にはお気をつけて頑張ってください！応援してます(^^) (2020年6月2日 0時) (レス) id: 890e0792a6 (このIDを非表示/違反報告)
ロォズ(プロフ) - 妊娠おめでとうございます！！ (2020年6月1日 16時) (レス) id: af5d25b1e3 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ - レムアーム石ではなくペゾアール石では… (2020年4月16日 22時) (レス) id: 2cc7740b05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：輝夜 | 作成日時：2019年12月10日 10時
