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目が覚めるとドラコの顔が目の前にあった。
しかも抱きしめられている。
あぁ、寝てしまっていたのか。
幸いにもまだ人はいない。
起きるなら今しかないと思った。
『ドラコ、』
彼の胸をトントンと叩くと、うっすらと透けるようなグレーの瞳が見える。
｢……A？もう、大丈夫なのか？｣
『えぇ、もう平気よ。ドラコがそばに居るもの。』
｢…………そうか、｣
そう返事をすると彼はまた私を抱きしめ眠りにつこうとする。
『ちょ、人が来るわ』
｢あぁ、授業か……｣
眠そうに目を擦りながら体をあげるものの私の体を離そうとはしない彼は、まるで子供のようで可愛い。
『……パンジーが来ちゃうわよ』
｢それはマズイな。｣
『これからあなたを起こすときはこれを使うわね。』
パンジーに見られたら面倒なことになるのを彼も自覚していた。もちろん、私も。
じゃあ、と部屋へ戻ろうとすると腕をひかれキスをされる。
｢君は今日も美しいね、A。｣
その微笑みを見たら誰もが惚れてしまう。
『………………もう、』
顔が熱くなるのを感じ、恥ずかしさで顔を逸らしてしまったが彼は満足そうにして部屋へ戻っていった。
彼は間違いなく悪戯心のままわざとやったに違いない。
しかしそんな彼を好いたのは私だ。
誰にも見られていなかったからよかったものの、
誰かに見られていたらこの先過ごしにくくなる。
私は颯爽と部屋に戻り寝室着から制服へと着替え、
高級感溢れるグリーンのローブへと袖を透す。
すると同室の彼女が起きた。
｢…あら？おはようA、早いのね。｣
『えぇ、早くに目が覚めてしまって』
｢そう、……あぁ、眠いわ｣
眠そうにしつつも着替えをする彼女を見る。
慕ってくれているのだ。
彼女のことを観察して知っておくべきだと思った。
｢ほら、A、行きましょ？｣
『そうね、』
パンジーと2人で寮を出ると、チラホラとほかの寮の生徒たちも起きていた。
｢お腹すいたわ、ハムエッグが食べたい｣
『私はスープが飲みたいわ。今日は少し冷えるもの。』
入学したてとはいえ季節が季節なだけに変に冷える。
あまり体は冷やしたくない。
大広間に着くと思っていた以上の生徒が集まっていて、みな朝食を口にしていた。
私たちは適当な席に座り好きな物を食す。
今日もホグワーツでの一日が始まる。
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Shio(プロフ) - 更新されてる…！これからも体調に気をつけて頑張ってください！ (2020年9月7日 19時) (
レス) id: 02207f4296 (このIDを非表示/違反報告)
雪狐 - 妊娠おめでとう御座います。お体に気をつけて下さい！これからも更新楽しみにしております！！ (2020年6月2日 21時) (レス) id: efc5c7c00a (このIDを非表示/違反報告)
ろずめろ(プロフ) - 妊娠おめでとうございます！コロナで大変な世の中ですがお身体にはお気をつけて頑張ってください！応援してます(^^) (2020年6月2日 0時) (レス) id: 890e0792a6 (このIDを非表示/違反報告)
ロォズ(プロフ) - 妊娠おめでとうございます！！ (2020年6月1日 16時) (レス) id: af5d25b1e3 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ - レムアーム石ではなくペゾアール石では… (2020年4月16日 22時) (レス) id: 2cc7740b05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：輝夜 | 作成日時：2019年12月10日 10時
