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黒田たちが家に来た日から1週間。
いつものように鍵を開けて部屋に入ると珍しく灯りがついている。
玄関の鍵が開く音を聞いてか、パタパタと足音が聞こえてくる。
迎えに来るまで靴を脱いで待つ。
『おかえり！』
織「ただいま。」
『TGCお疲れ様！』
よしよしと頭を撫でられる。
織「ありがと。」
『今日はご馳走だよ〜』
TGCという大舞台に初挑戦する俺を労うために休みをとったのだとか。
本当は、一緒に出たかった。
俺にオファーがくる少し前、Aの元に届いたTGCの資料。
彼女にもオファーが来ていたのは知っていた。
けれど、決して表舞台に立つことを望まない。
知名度は時として厄介事の要因になる。
織「Aも出ればよかったのに」
キッチンに向かうその後ろ姿に聞こえない声で呟いた。
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なつ(プロフ) - はじめまして！この作品すごく好きです。更新待っています！ (4月13日 21時) (
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作者名：松莉 恋 | 作成日時：2024年3月6日 20時
