年上彼女は夜の蝶 (ページ4)

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風呂から出ると、やはりソファで寝落ち。

起こさないように気をつけながら、抱き上げて寝室に運ぶ。

また軽くなったな、、、。

ベッドに寝かせ、濡れたままになってた髪を乾かしに洗面台に向かう。

鳴り止まないスマホの通知。

やっぱり、みんなに会わせるのは早かったか。

げ。正門くんまで。

誰かがチクったな。

本当は言うつもりなんてなかったけど、よっぽど好きなんだろうな。

今後もずっと一緒にいたい人だから、紹介して見てもいいかなって思って、楽屋に呼んだ。

みんなに自慢したかったのはちょっとあるけど。

でも、彼女の仕事を知ったらみんな止めるんだろうな。

リビングのインテリアとしてショーケースに飾られた高級ボトルの数々。

SNS活動もほぼしないし、顔出しもしないのに年間億の売り上げのある有名キャバ嬢だ。

加えて自分でネイルサロンも経営している。

最初はキャバ嬢やりながら掛け持ちでネイリストをしてたが、お金が溜まったので、オーナーとしてサロンを出したと言っていた。

ほぼ同棲だが、家賃も光熱費も彼女持ちで一切出させて貰ったことがない。

出すと言うと、決まって、

『尚大1人くらい余裕で養えるから大丈夫！』

と言われてしまう。