お前の笑った顔が見たい。【天馬司】 (ページ2)

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「あっ！あたしもその子見たよ！ふわふわ〜ってしてるけど、どこかびりびり〜ってしてる子だよね！」

鳳えむ。ぴょこんと一部はねたピンク色の髪をぴょこぴょこさせながら、よくわからん擬音をよく喋る、とにかく元気でわんだほいなショー仲間。

「んん、よくわからんが見てたなら話は早い…。今度のショーは今日よりももっと笑顔になれるものにしたいんだ。その子にも笑ってもらう為にな」

「てゆーか、2人とも遠くの方にいた子まで見えるとか、視力どうなってるわけ…？」

草薙寧々。テンション低めの我がショーユニットの歌姫。初対面の人には人見知りをするが、慣れると毒舌だ。

「寧々はゲームのし過ぎで視力が落ちてきてるんじゃないかい？あの子のことは僕にも見えたからね」

神代類。発明に長けた天才演出家。しかし発想が突飛すぎて、こいつのロボットや仕掛けの実験体に使われるオレはよく死にかける。ちなみに寧々とは家が隣同士で幼なじみだ。

「あの子、どよーんってしてたよね！悲しそうだった！だからあたしもあの子がぱぁーってキラキラ笑顔になるようなショーをしたいなぁ！」

「はぁ…まぁ、どうせやると決めたからにはやるんだろうから、協力はするけどね」

「フフ、それじゃあ僕は今日よりももっと刺激的な演出を考えてくるよ。明日楽しみにしててくれたまえ！司くん！」

「お、おい、明日がオレの命日にならんだろうな！？……まぁいい、全ての期待に応えてこそ未来のスターだ！なんでもどんとこい！！」