頼み事�� ページ23
「頼みごとぉ？」
「はい」
グリムも戻ってきて3人で談話室の机を囲んでいると、クロウリーがここへ来た目的を話し始めた。
「オレ様たちはもう雑用係じゃねーんだゾ」
頼みごとと聞いて、グリムは心底嫌そうに顔を顰めた。
入学を許可されるまで雑用係になれと言われ、メインストリートの掃除をやらされたのは相当嫌だったようだ。
現在は正式に生徒になることを認められているため、そのことを引き合いに出して言うと、クロウリーは演技のように肩を竦めて見せた。
「おや？私は君たちの衣食住をタダで保証するなんて一言も言ってませんが？労働とは美しいものですね。グリムくん、Aくん」
パクパクとAの作った朝食を食べていることは棚に上げ、クロウリーはニッコリと笑った。
『……まあ確かに、光熱費などはかかっていませんね』
「でしょう？」
施しを受けていることを認めたAにクロウリーが満足そうに笑いかける。
その笑みに少しだけ嫌そうな顔をしながら、話の続きを促した。
『それで？』
「実は最近、学園内で不審な事故による怪我人が続出していまして。それについての調査をお願いしたいのです」
「怪我人〜？」
「ええ。階段からの転落や、熱湯による火傷など……原因はさまざまですが、ここ数日で急に保健室の利用者が増えたんです。昨日も階段からの転落事故があり、これで怪我人は10人目。最近の保健室の利用者で一番ひどい怪我をしているのがAくん、貴方の骨折だということで、他の人が重傷には至っていないのが幸いなのですが……」
『……俺はいいのかよ』
「いえ、そういうわけではありませんよ？」
Aのことをチラッと見て安堵の表情を浮かべたクロウリーをAが軽く睨みつける。
クロウリーが早口で弁解すると、グリムが退屈そうに欠伸をした。
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neo(プロフ) - 洸さん» 一気に見てくださり、ありがとうございます、嬉しいです！具体的な感想まで...！これからも楽しんでもらえるように頑張ります。 (2020年7月3日 22時) (
レス) id: f4dfe588e4 (このIDを非表示/違反報告)
洸(プロフ) - 先ほどコメントしたのですが、誤字があったのでし直します> < 1日で��.��.��.�諺瓦童�てしまいました！本当に惹かれる作品です…！時々笑いもありと楽しんで見れます…！！更新頑張ってください！ (2020年7月3日 22時) (レス) id: 6d6b8b4f55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：neo | 作成日時：2020年7月2日 17時
