朝食 ページ22
『おはようございます学園長。姿を見せては如何ですか？』
厨房に着くなり、Aは誰も居ないはずの空間に話しかけた。
「おはようございますAくん。腕の調子はどうですか？」
『お陰様で。痛みはありますが、問題はありません』
音もなく姿を現したクロウリーは、Aを見るなり腕の心配をした。
「自分で折ったそうではないですか。もしかして貴方、マゾですか？」
『まさか。反射ですよ』
サラリと失礼なことを言うクロウリーにピシャリと返し、Aはテキパキと朝食を作っていく。
『……なんですか』
「いえ別に」
マジマジと手の動きを見られ、Aは心無しか冷や汗を垂らした。
料理の様子をここまでガン見をされたのは初めてである。
「随分と手際が良いですねぇ。元の世界でも自炊をしてたのですか？」
『最近は全くですよ。いつも部下が作ってくれていたので』
「ではなぜ？」
続けざまに聞かれてAは少し口篭った。
言うか言うまいか迷った挙句、クロウリーならばそこまで口も軽くないだろうと思い、ポツリと呟いた。
『……他人が作るものが信用出来ない時期がありまして』
「ほう？」
クロウリーは学園にいる大富豪の息子のことを思い出したのか、少しだけ目を細めた。
『学園長もお召し上がりになりますか？』
「ええ、ぜひ！」
Aが聞くと、クロウリーは待っていましたとばかりに頷いた。
『……最初からそれが狙いでしょうけど』
「何か？」
『いえ別に』
呆れたように呟いたAはクロウリーの問いかけに、先程のクロウリーと同じ言葉で返した。
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neo(プロフ) - 洸さん» 一気に見てくださり、ありがとうございます、嬉しいです！具体的な感想まで...！これからも楽しんでもらえるように頑張ります。 (2020年7月3日 22時) (
レス) id: f4dfe588e4 (このIDを非表示/違反報告)
洸(プロフ) - 先ほどコメントしたのですが、誤字があったのでし直します> < 1日で��.��.��.�諺瓦童�てしまいました！本当に惹かれる作品です…！時々笑いもありと楽しんで見れます…！！更新頑張ってください！ (2020年7月3日 22時) (レス) id: 6d6b8b4f55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：neo | 作成日時：2020年7月2日 17時
