56.ペコペコ ページ6
ひちょる兄さんときゅひょんを宿舎まで送ると、俺はAと委託販売をしてくれるという店に向かう
やっと助手席に念願のAが!
Aはさっきから手を擦り合わせて落ち着かない
アライグマみたいで可愛い
「あー、大丈夫かなー。売れるかなー。断られたりしないかなー」
「大丈夫。売れる。断られない」
「そうかなー、あー緊張するっ」
手だけじゃ足りないのか足も擦りだした
もっと気の利いた事が言えればいいんだけど、俺には無理だ
スマン…
「車停めてくる」
Aを店の近くで降ろし、近くの駐車場へ
早く行ってあげなきゃ!
走って店に行くと、Aが外から店の中を覗いては離れ覗いては離れるを繰り返していた
「入らないの?」
「いぇそんさん!…うぅ、なんだか勇気が出なくて」
「大丈夫だって。はい深呼吸」
Aにとって今は、俺がステージに上がる前みたいな心境なんだろうな
「よしっ行こう!」
「あっ!」
深呼吸をしている途中のAの手を取り店のドアを開けた
「いらっしゃいませー」
超個性的な店員さんが、俺を見るなり走り寄ってきた
「ひちょるの紹介の子ね!ブースはこっちよ
もー、ひちょるの為に一番いい場所開けておいたのに事務所に止められたからって、困っちゃうわよねー?
でもそのおかげでAちゃんとも知り合えたんだし、良かったかな!」
「よろしくお願いします!」
「何かあったら連絡するわね」
話し合いなど何もなく、実は店長だった超個性的ファッションのヒョニさんに案内されたブースに商品を並べ、書類を書いて終わりだった
見送られて店を出る
いつまでも手を振ってくれているヒョニさんに、Aは何度も振り返りおじぎをするから適当な道を曲がった
姿が見えなくなればヒョニさんも店に戻るだろう
「いぇそんさんありがとう」
おおう、今度は俺にお辞儀をしてくる
ペコペコしすぎだろ
「振り返るたびにヒョニさんがずっと手を振ってくれてるから止めるタイミングがわからなかったの…」
やっぱりな
「1ヶ月後が楽しみだな」
「気に入ってくれる人がいるといいな」
Aは跳ねるように歩いている
楽しそうだから俺も跳ねるように歩いてみた
あれっ、あれ?結構難しいな、
「で、これからどうします?」
振り返ったAが眩しい…!!
ラッキーアイテム
革ベルト
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じょすぺ(プロフ) - るーいさん» ありがとうございます!まだほかの作品も書いてるのでよかったら読んでみてください♪ (2014年12月19日 6時) (レス) id: 1ae1aca594 (このIDを非表示/違反報告)
るーい - すごく楽しくキュンキュンしながらみてました~最高です(o^−^o) (2014年12月18日 2時) (レス) id: 1daa9b3578 (このIDを非表示/違反報告)
josp - さつきさま 「しょぼーん」って実際に言ってるいぇそんさんがパボでしょ?(^^) 私はお尻フェチ(笑 (2011年1月17日 13時) (携帯から) (レス) id: 00aad8e2be (このIDを非表示/違反報告)
さつき - 気づきましたよ(笑)エッって思って何回も読み返しました(^^ゞ…お尻をフリフリするイェソンかわいい♪花束くれるなんて(〃▽〃)素敵!最後の「しょぼーん」がイイ(*≧m≦*) (2011年1月14日 17時) (携帯から) (レス) id: fd952532e0 (このIDを非表示/違反報告)
josp - さつきさま 言い間違い気付いてもらえてヨカッタ!誤解はしないんですよーふふふ (2011年1月14日 8時) (携帯から) (レス) id: 00aad8e2be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:josp | 作成日時:2010年12月16日 19時