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80.お父さん ページ30

高速を走り細い山道を行くこと約3時間
やたらと大きい家の前に立ち、Aと向き合う


「とにかく!何を言われても適当に笑ってごまかしてくれたらいいから!お願いしますね!?」


軽く笑って頷くと、Aは「そんな感じで」と腕を組んだまま頷いた
見渡す限り山、山、山…川の流れる音がする…空気が美味いなぁ
そんな時、大きな音をさせながら玄関の引き戸が開いた


「いつまで待たせるんだ!」


中からスキンヘッドで恰幅のいい強面の大男が現れた
この人がAのお父さん?…怖っ!
唾をゴクリと飲み込む俺を一睨みすると、Aの手を引っ張り中に入っていった
え?俺置いてきぼり?


「君も早く来なさい」

「はいっ」


ドキドキしながら2人に着いていくと、部屋に通された
部屋に入ると、お父さんはAの服を捲った
は、初めて見てしまった…!


「ぎゃっ何するの!」

「なんだ、大したことない体だな。これなら見られても問題ないな」

「ちょっと!」


がっはっはと笑うお父さんの頭をAがバシバシと叩いても、お父さんは怒る事なく笑っている
どことなく嬉しそう
なんだ、仲悪くないじゃないか
その姿に気を抜いていると、お父さんから笑顔が消えて俺の方を向いてきた


「それで、君は?」

「初めまして、いぇそんです。お会いできて嬉しいです」


挨拶はちゃんとしておかないとな!
深々と頭を下げる
そのままでいると、お父さんから何も言われないし動く気配もない
恐る恐る顔を上げてみると、Aのお父さんは泣いていた


「ついにこの日が…夢にまで見たこの日が…っ!」

「また泣く…お母さーん?」


袖で大粒の涙を拭うお父さんに戸惑っていると、Aは呆れて大声でお母さんを呼んだ


「あらあらパパったら。困った泣き虫さんねぇ」


お母さんちっさ!!
可愛らしい、優しそうなお母さんだな


「ママ〜!だってAがやっと彼氏連れてきてくれたんだよ。泣かずにはいられないだろう」


お父さんはお母さんに抱きついた
すごい光景だ…サイズが違いすぎる…
お母さんは抱きかれたまま、コーヒーとケーキを出してくれた


「こんな遠くまでわざわざ来てくれて、ありがとうね」


笑った目元がAに似ている
お母さんにもさっきと同じように挨拶すると、持っていたトレーを落とした


「あなたSJの子ね!」

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じょすぺ(プロフ) - るーいさん» ありがとうございます!まだほかの作品も書いてるのでよかったら読んでみてください♪ (2014年12月19日 6時) (レス) id: 1ae1aca594 (このIDを非表示/違反報告)
るーい - すごく楽しくキュンキュンしながらみてました~最高です(o^−^o) (2014年12月18日 2時) (レス) id: 1daa9b3578 (このIDを非表示/違反報告)
josp - さつきさま 「しょぼーん」って実際に言ってるいぇそんさんがパボでしょ?(^^) 私はお尻フェチ(笑 (2011年1月17日 13時) (携帯から) (レス) id: 00aad8e2be (このIDを非表示/違反報告)
さつき - 気づきましたよ(笑)エッって思って何回も読み返しました(^^ゞ…お尻をフリフリするイェソンかわいい♪花束くれるなんて(〃▽〃)素敵!最後の「しょぼーん」がイイ(*≧m≦*) (2011年1月14日 17時) (携帯から) (レス) id: fd952532e0 (このIDを非表示/違反報告)
josp - さつきさま 言い間違い気付いてもらえてヨカッタ!誤解はしないんですよーふふふ (2011年1月14日 8時) (携帯から) (レス) id: 00aad8e2be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:josp | 作成日時:2010年12月16日 19時

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