最終話 Here and Now ページ23
A「まずは・・・、ごめんなさい、そふぃが正しかったわ」
私は深呼吸してからそう切り出した
そふぃはただ穏やかに微笑んでいる
A「小細工なんて必要なかった、私たちはただ全力を尽くせば良かった」
そふぃ「・・・、」
A「ウミヘビの提案は今でも選択肢としてはありだと思ってる。でも私たちはそれを選ぶべきじゃなかった、私たちはただ・・・、」
そふぃ「ねぇ、私たちって、こんな風だった?」
話を遮られて私が顔を上げると、そふぃは私の頬をなぞるように手を当てて・・・、
そのままソファに優しく押し倒される
両手の指が、足が、絡み合っていく
そうだ、理屈つきの謝罪なんて私たちらしくないのかも
必要なのは、今の気持ちを確かめ合うこと・・・、
そふぃ「もういいの、だから」
A「そふぃ・・・、」
そふぃ「
透き通る
おでことおでこが触れ合う
それ以上の言葉はいらなかった
私たちは一つに重なる・・・、
仲直りのキスは、太陽のように甘くて熱かった
☆★☆★☆
黒めが姉ぇ「セレパラへようこそ!」
マイチケをスキャンしてゲートをくぐると、目に飛び込んでくるのはふてぶてしいまでに巨大な城
セレパラの象徴、紫京院ひびきの"偉業"の証
私は、何も変えられなかった
セレパラはいまだセレパラで、頂点に居座っているのはあの紫京院ひびきだ
でも・・・、
私たちは紫京院ひびきが完璧でないことを証明してみせた
間違いも勘違いもする普通の人間だということを印象付けることに成功した
それはひびきへの不信感となって広まりつつある
あとは何かきっかけさえあればいい
いずれセレパラは自ら崩壊するだろう
その引き金を引くのが私たちではなかったとしても・・・、
今はそれでいい
何故なら私たちはプリパラのアイドルなのだから
そうでしょ?
そふぃ・・・、
セレパラの城内に踏み出せば、私はたちまちファンに囲まれる
"その時"まではただ、この子たちのためにできることをしていきましょう
それぞれのやり方で
私が今すべきこと、それは・・・、
ファンたちに囲まれて、私は余裕の笑みを浮かべてみせた
これが私の選択
私は綾鷹A
セレパラでアイドルをしている
そして、あなたの恋人───
A「選ばれたのは・・・?」
ファンたち「「「綾鷹様ーーーーっ♡♡♡」」」
おしまいっ♪
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きらるり(プロフ) - まりタン♪さん» いつもありがとうございます!今回もかっこよさを重視したのでそう言っていただけると本当に嬉しいです(´▽`) 次は続編ではないですがよかったらよろしくお願いします♪ (2016年8月28日 8時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
まりタン♪ - 綾鷹様とそふぃ様、かっこよすぎです!! 新しい小説、楽しみにしています。頑張ってください! (2016年8月28日 3時) (レス) id: 74733037cc (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - かーなさん» ありがとうございます♪ちゃんと歌えるように書いたのでよかったら心の中で口ずさんで読んでください(´▽`) (2016年7月2日 14時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
かーな - 歌詞のアレンジが素敵です! (2016年7月2日 12時) (レス) id: 9f85a61d06 (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - ましゅまろうさぎさん» こんにちは!コメントありがとうございます!好きになってくれてとても嬉しいです!(´▽`) もう終盤ですので最後まで書けるよう頑張ります♪ (2016年7月1日 18時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きらるり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/krrr_homepage/
作成日時:2016年6月18日 15時