第1話 ページ2
A「ジ、ジューンブライド！？」
いちご「私、とっても楽しみっ！」
蘭「ま、いちごはそうだよな」
霧矢先輩が持ってきた話は、とてつもなく穏やかじゃないショーのプロデュースだった
キュートタイプのブランドが集まって、合同でコンセプトショーをするんだって
そのコンセプトっていうのが、なんと、ジューンブライド、つまり結婚式ってわけ
言うまでもなくアイドルは恋愛禁止
なのにそのアイドルに結婚の衣装を着せようというのだから、
これはもう穏やかじゃないどころの騒ぎじゃないでしょ！
あおい「でも、そのためにもプロデュースをしなきゃいけないんだけど、私のイメージがちゃんとあっているか、たしかめさせてほしいの」
A「なるほど・・・、」
その上霧矢先輩から直々にお願いに来てくれるなんて・・・、
こんなのやらないわけがないじゃない！
あおい「ライブシミュレーションを見れば、きっとショーのイメージがつかめると思うの」
A「任せてください！」
☆★☆★☆
6月のスケジュールは一気にすごく忙しくなった
梅雨って雨ばっかりで憂鬱な時期だったけど、霧矢先輩と一緒にお仕事できるならそんなの全然関係ない
あおい「ありがとうAちゃん、こんな雑務まで手伝ってもらっちゃって」
A「いえ、とんでもないです！何でもやらせてください！」
届いたばかりの資材を段ボールから次々と出していく
ステージの上の霧矢先輩も素敵だけど、こうしてプロデューサーとして裏方のお仕事をしている先輩もすごく輝いてる
私は思わずポケットからカメラを取り出し、シャッターを切った
ピピ、と音がして、私の手の中で時間が止まる
あおい「ふふっ、こんなところも撮るの？」
A「『[
夕陽の射し込む空き教室で太陽と月が混じったみたいな橙色に染められた霧矢先輩
いつもの制服だし色気のない眼鏡をかけてるけど、それがすごく絵になるの
あおい「そういえば、当日の予定、取れそうだった？」
A「はい！全部リスケできました、カメラマンA、イベント当日もよろしくお願いします♪」
あおい「ありがとう！」
そしてそんな綺麗な霧矢先輩が、私の手を握って「ありがとう」って言ってくれる・・・、
はあ、幸せ・・・♡
もちろんこの気持ちは絶対にナイショだけど、それでもいいんだ
それがアイドルとしての生き方なんだから───
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 14人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きらるり(プロフ) - こんにちは！コメントありがとうございます！ドキドキしていただけてとても光栄です！これからもドキドキなお話を書けるよう頑張ります♪ (2016年9月5日 6時) (
レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
小林ふうり@dr(プロフ) - 面白かったです。私はあおい推しなのでとてもドキドキして、良かったです。これからも、頑張ってくださいね！ (2016年9月3日 15時) (レス) id: d5d4dc728a (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - 夏気味うどんさん» はじめまして！読んでくださってありがとうございます！そう言っていただけると本当に嬉しいです！書いてよかった・・・(´▽`) こちらこそコメントありがとうございました！！ (2016年8月18日 23時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
夏気味うどん(プロフ) - わーーー！！こういうお話待ってました！！素晴らしい小説ありがとうございますっ！！！ (2016年8月18日 23時) (レス) id: 90d1ded8fc (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - 唯さん» 唯さんいつも一番乗りありがとうございます！更新頑張ります！ドロシーのお話も半分くらい下書きできてるのでもうちょっと待っててください( ;￣ω￣)ゞ (2016年8月4日 22時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きらるり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/krrr_homepage/
作成日時：2016年8月3日 23時
