第8話 夢の地図を探して ページ9
日曜日、私たちは海沿いの道を歩いていた
気持ちいい潮風・・・でも残念ながら砂浜デート♡じゃない
霧矢さんの私服は白シャツにMA-1、タイトなジーパン
一見ラフだけどピンクのスクウェアポシェットをさげてるだけで女の子っぽくなるから美少女ってすごい
長い髪も今はゴムでポニテにしていた
古びた橋の向こうに、大きなビルが見えてくる
あんず「旧ドリームアカデミー校舎跡・アイカツ博物館よ」
昔のアイカツ学校をそのまま博物館として使っているみたい
ここなら何かわかるかも
☆★☆★☆
それから私たちは色んなことを調べた
アイカツシステムの使い方、動かし方
スペシャルアピールやオープニングパフォーマンスについて
あんず「ねえ、あそこ寄っていい?」
A「うん」
霧矢さんが指差したのは、三人組のユニット『ソレイユ』のコーナーだった
A「私に最初に見せてくれたの、この人たちだったよね」
あんず「ソレイユはフランス語で『太陽』、太陽が丘中学校の名前の由来なの」
A「そうなの?」
あんず「この人が霧矢あおい」
霧矢あおい?
霧矢って、もしかして・・・、
あんず「うちの創立者、つまり私のひいおばあちゃん。隣がリーダーの星宮いちご・・・、今は、霧矢いちご。もうひとりのひいおばあちゃんね」
え、じゃあ、霧矢さんってアイドルの子孫だったんだ!
それならこんなに可愛いのも納得だよね
それに、言われてみれば・・・、
髪の色はあおい似、瞳の色はいちご似な気がする
あんず「私はソレイユみたいなアイドルになりたい。アイカツを見た人たちがみんな笑顔になるような、そんなアイドルに」
みんな笑顔に・・・、
そう言う霧矢さんはちょっと恥ずかしそうで、でもキラキラ輝く笑顔だった
やっぱりアイカツってすごい、100年経っても誰かをこんな笑顔にできるんだ
A「なれるよ」
私は自然とそう口にした
A「なろう、一緒に」
あんず「うん」
☆★☆★☆
A「見つけた!機械のしっぽ」
あんず「こんなヒモがないと電気も入らないなんて、さすが100年前ね」
次の日、部室に戻った私たちはさっそくアイカツシステムを起動してみた
全然動かなかったのは、そもそも電源がなかったからみたい
電気って空から降ってくるものだと思ってた、昔の人って大変だったんだなあ
コンセントとかいうヒモを宙電の変換器に繋ぐと、低い音がしてアイカツシステムが動き出した
二人「やったあ!」
これでもう一歩、前進だね
16人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリキャラ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かほ(プロフ) - きらるりさん» 本当ですか?!楽しみに待ってます!! (2018年4月3日 8時) (レス) id: c1e96e310d (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - かほさん» わーっ、こんな昔の作品にコメントありがとうございます!本当に嬉しいです!ちょうど続きを書いているのでもうしばらくお待ちください (2018年4月2日 23時) (レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - すごく面白かったです!更新待ってます!! (2018年4月2日 23時) (レス) id: c1e96e310d (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - ゆうきさん» ゆうきさんまだ見てますか?すごく経っちゃいましたけどあおいちゃん夢小説の連載を始めたのでよければコチラからどうぞ♪ http://uranai.nosv.org/u.php/novel/krrr_aikatsu11/ (2016年8月3日 23時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - ゆゆゆさん» 丁寧なコメントありがとうございます!その辺は意識して書いたので伝わって本当に嬉しいです!首輪は支配のシンボルとして書いているのですが、じゃあ誰が支配者なの?みたいな・・・、とにかく読み取っていただけて感動しました!本当にありがとうございました! (2016年5月2日 17時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きらるり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/krrr_homepage/
作成日時:2016年3月20日 12時