第8話 挑戦へ ページ33
あんず「ゴール!」
A「はや!」
村崎さんに直されたフォームでもう一度走り直したあんずちゃんは、
なんと、私と同じくらいのタイムで戻ってきた
あんず「すごい!今までと全然違う、体が軽くなったみたい!」
A「よかったね!」
あんず「ホント言うとね、私には才能がないのかもってちょっと弱気になってた・・・、でも、これならAちゃんの隣に立てる」
A「何言ってんの、大げさなんだから」
私たちはクスクス笑い合った
ともあれ、これなら体力はほぼ互角かな
あとは呼吸を合わせる練習・・・、
って、何すればいいんだろう?
☆★☆★☆
あんず「実は、一番普通のユニットアピールはそんなに難しくないの。サンライトデュエットを覚えてる?」
A「ああ、動画でも見せてもらったやつね」
サンライトデュエットは二人で手を合わせて太陽のモチーフにイリュージョンを加えるスペシャルアピール
タイミングはもちろん重要だけど、激しいアクションがないので比較的簡単なはず
あんず「最初のユニットアピールはこれでいきましょ?」
A「えーっ?地味じゃない?」
でも私はそれより、別のアピールが気になっていた
A「スパイラルフラワー、やってみたいな」
あんず「ええっ!?あれは難しすぎない!?」
スパイラルフラワー・・・、
アイカツシステム特有のイリュージョンを最大限に活用した、二人で一緒に空を飛ぶスペシャルアピール
私がユニットアピールの話を聞いたときに真っ先に思い浮かべたアピールだった
A「ダブルエムフラワーにディーヴァフラワー・・・、ユニットの専用アピールの基本になるやつだもん。二人でやるなら、絶対できるようになりたい!」
あんず「うーん、そこまで言うならチャレンジしてみちゃおっか?ただし・・・、」
あんずちゃんはそこまで言うとネックフォンのテレチャに何か送ってきた
これは・・・学校内の地図?ある建物に赤い丸が付けられてる
あんず「そうなると普通の練習じゃダメよ。今からここ集合ね。私は鍵借りてくるから」
☆★☆★☆
鍵を借りてくるって何のことかと思ったら、この建物もメチャクチャ古かった
あのギザギザした金属の棒が昔の「鍵」ね
手動ドアをガチャリと開けると、中はガランとした広い空間で、ちょっと体育館に似てる
でもここにはバスケのゴールもステージもない
あるのは・・・、
あれは、トランポリン?
あんず「これで練習するの」
A「ええーっ!?」
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かほ(プロフ) - きらるりさん» 本当ですか?!楽しみに待ってます!! (2018年4月3日 8時) (レス) id: c1e96e310d (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - かほさん» わーっ、こんな昔の作品にコメントありがとうございます!本当に嬉しいです!ちょうど続きを書いているのでもうしばらくお待ちください (2018年4月2日 23時) (レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - すごく面白かったです!更新待ってます!! (2018年4月2日 23時) (レス) id: c1e96e310d (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - ゆうきさん» ゆうきさんまだ見てますか?すごく経っちゃいましたけどあおいちゃん夢小説の連載を始めたのでよければコチラからどうぞ♪ http://uranai.nosv.org/u.php/novel/krrr_aikatsu11/ (2016年8月3日 23時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - ゆゆゆさん» 丁寧なコメントありがとうございます!その辺は意識して書いたので伝わって本当に嬉しいです!首輪は支配のシンボルとして書いているのですが、じゃあ誰が支配者なの?みたいな・・・、とにかく読み取っていただけて感動しました!本当にありがとうございました! (2016年5月2日 17時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きらるり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/krrr_homepage/
作成日時:2016年3月20日 12時