第4話 甘い時間 ページ5
とある喫茶店
店員「お待たせしました、スペシャルチョコレートパフェでございます」
A「待ってました!」
スミレ「すごい!」
お買い物をひと通り済ませた私たちは、話題の新しいお店でひと休みしていた
といってもこのパフェ、ひと休みしてる場合じゃないサイズなんだけど!
A「いただきまーす♪」
スミレ「私はこっちから♡」
たっぷりのクリームにチョコレートソースとシルバーのアラザンで飾りつけ
下の層は濃厚なムースとチョコチップアイス、そして上から垂れてくる色々を吸い込んでくれる濃厚なパウンドケーキまで敷かれてるの!
A「んん〜もう最高!スプーンが止まらないよ〜♡」
スミレ「チョコレートが甘すぎないから途中で飽きないのがすごいね」
30センチくらいてんこ盛りだったけど、ふたりではあっという間だったよ♡
A「はー幸せ・・・、絶対また一緒に来ようね!」
スミレ「うん!」
A「次はいつ来れるかな?もう明日でもいいくらいだよ〜」
私が何気なくそう言うと、スミレちゃんは何故かちょっと寂しそうな表情になった
スミレ「明日も一緒に来られたら幸せ?」
A「そうだね、でも明日は私たちアイカツで忙しいし・・・、」
スミレ「だったら明日なんて来なければいいのに」
あれ?この会話、夢の中でもしたような・・・、
って、偶然だよね。私はちょっとしおらしくなってるスミレちゃんのほっぺたを指でつんつんつついた
A「そんなこと言うの、スミレちゃんらしくないよ?どんなに不安なことがあっても、私がついてるから大丈夫大丈夫!」
スミレ「でも、明日はバラバラのお仕事だから、Aちゃんはそばにいてくれない」
うーん、どうやら現実のスミレちゃんも甘えんぼさんモードみたい
どうすれば元気づけてあげられるかな・・・、
私はテーブルの上にあった紙ナフキンで折り鶴を作ってみた
A「ほら、あげる、お守り」
スミレ「わあ、ありがとう」
何の役にも立たない気休めだけど・・・、
スミレちゃんに笑顔が戻ったからオケオケオッケー♪だよね?
紅茶とケーキの甘い香りに包まれながら、私たちはクスクス笑いあった
7人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きらるり(プロフ) - ゆゆゆさん» ゆゆゆさん!いつも嬉しいコメントをありがとうございます!!月の描き方はこだわりポイントなので気付いてくださって感激です(´▽`) ゆゆゆさんも熱中症に気を付けて頑張ってください☆ 読んでくださってありがとうございました!! (2018年8月18日 0時) (レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - →気になりますがスミレちゃんが宵闇のコーデに操られているわけではなく自ら行動しているので主人公も受け入れたのかなと自分は思いました。近頃は暑い日が続きますがお身体に気をつけて頑張ってください。素敵な作品ありがとうございました。長文で申し訳ないです。 (2018年8月17日 22時) (レス) id: 361e2104ee (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - とても面白かったです。特にエピローグでの「今夜は月が満ちているの」というスミレちゃんの言葉を読んだ時すごくドキドキしました。マガトのまじないが満月の日に完成すると本文中にあったので。エピローグでのふたりの儀式は夢なのか現実なのか→ (2018年8月17日 22時) (レス) id: 361e2104ee (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - Twilight Win the Crownさん» ありがとうございます!読んでいただけて嬉しいです (2016年1月25日 17時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
Twilight Win the Crown - すっごい面白かったです!! (2016年1月25日 15時) (レス) id: e0c7f304cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きらるり | 作成日時:2015年12月8日 19時