【アイカツ！】マガトの呪いと宵闇のコーデ

第9話　繰り返し ページ10

ピロンピロンピロン♪

A「ふあ！？」


アイカツフォンのアラームで目が覚めた
まさか、今のも夢だっていうの・・・？

アラームを止めてカレンダーアプリを開く
今日は、

今日は・・・、


今日は、久しぶりのオフで、スミレちゃんとショッピングに・・・、


私は急に気持ち悪くなって洗面所で何度も顔を洗った
ついでにほっぺたもつねってみた

とても痛かったし、鏡の中の私はひどい顔だった


私の名前はA
アイドル学校、スターライト学園に通う中学二年生

そして・・・、


スミレ「おはよう、どうしたの？」
A「ごめんね、部屋まで押しかけて」

この子は氷上スミレちゃん
私の一番の親友で、夢の中で何度も私を・・・、

A「出かける前に相談したいことがあって」
スミレ「いいよ、入って」

朝、待ち合わせより早い時間にスミレちゃんの部屋に来た
同室のあかりちゃんは今はテレビの向こうで天気予報を伝えている

スミレ「今日は晴れるみたいだね、よかった」
A「うん・・・、」

大空お天気のコーナーが終わって、私とスミレちゃんはベッドに隣り合って座った

A「いきなりこんなこと聞くの変かもしれないけど、笑わないで聞いてくれる？」
スミレ「どうしたの？」
A「夢をね、見たんだけど、ただの夢じゃなくて、スミレちゃんが私をピストルで殺すの・・・、でもそれはまた夢で、最後はやっぱり殺されて、でも起きたらまた夢で、私、私・・・、また夢だったらどうしようって・・・、」

スミレちゃんは私の肩を抱いて抱きしめてくれた

スミレ「怖い夢だったんだね。大丈夫、私がついてるから」
A「うん・・・、」

何度も私を殺したのはスミレちゃんだけど・・・、
スミレちゃんの腕の中はとても暖かくて、私は不思議なくらい安心した気持ちになった

A「ショッピングの約束だったけど、もう怖くて行けない・・・、本当にごめんね・・・、」
スミレ「謝らないで。私は大丈夫だから。それにAちゃんの言うことなら信じるよ」
A「ありがとう・・・、」


☆♪★♪☆♪★♪☆


だいぶ気持ちが落ち着いたので、一緒に朝ごはんを食べに食堂へ来た
あんなに落ち込んでたのにごはんを食べるだけで元気になっちゃうから私って単純だ

A「ショッピングはやめにしたいけど、他のところに出かけるのはどうかな？」
スミレ「いいよ、どこに行きたい？」

私は少し考えて、思い付いたのを言った

A「遊園地とか」

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