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24話。 ページ25

からかったら可愛いという事が判明した天宮くんが、不満げに口を尖らせながら図書室をうろうろし始める。



「なんか、図書室ってこんなんだっけ?」



「あぁ、棚の位置とか変わってるよ。本も結構増えたし」



以前借りた本を棚に戻しながら答えてあげると、天宮くんは「へぇー!」と大袈裟に反応した。



「Aさんおすすめの本とかある?」



「おすすめかぁ……うん、やっぱこれだな。」



私が棚から引っ張ってきたのは最近話題になっていた住野よるさんの『か「」く「」し「」ご「」と「』という本。



高校生5人のお話なのだけど、5人はそれぞれ、ちょっとした不思議な能力(かくしごと)を持っているのだ。



ネタバレになるので深くは説明しないが、これまたすごく面白くて何度読んでも飽きないのだ。



そして何より…



「登場人物が生き生きしてて、みんな楽しそうなの。」



そう言うと、天宮くんは小さく息を呑んだ。



登場人物達が過ごす高校生活は、もう私からすれば憧れでしかなかった。



…喧嘩してもちゃんと仲直りして笑いあえる、お互いを信頼しあえる、そんな友達との何でもない日々。



その一日が、「あぁ、いーなー」って思ってしまうのだ。



そんな私に天宮くんは口をパクパクして、それからもどかしそうに目線をそらした。

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るぅ(プロフ) - 小説見ても、最後のあとがき見ても泣きました!最高でした!これからも頑張ってください!全力で応援してます!! (2018年9月22日 22時) (レス) id: 44848c94a9 (このIDを非表示/違反報告)
しあ。(プロフ) - うはー、セイシュンすぎるー( ・ω・) (2018年7月20日 10時) (レス) id: 3344a8c17f (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち - なので周りの人に悩みが伝えられて『不登校』などでも自分で考えて選択できている人は私なんかより強い人だと思います。(実はリスカとかもしてしまっていて)こんなものをネットでしか出せない、しかもまとまりの無い自分語りでした。長文すいません (2018年7月11日 2時) (レス) id: 59a56879c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち - 私は小説とかで出てくる『何でも言える友達』という存在が羨ましいです仲のいい子はいるけどどこか信用できなくていつも八方美人してしまって学校から帰って暗くなってしまいますでも不登校になったりとか特別な教室での通学するほどの勇気すら持てません (2018年7月11日 1時) (レス) id: 59a56879c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち - 今回も素敵なお話でしたなんだか温かい気持ちになりました (2018年7月11日 1時) (レス) id: 59a56879c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:想伝 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年6月24日 13時

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