幸運スキルと不運スキル（自前）のコラボ ページ13
一方その頃、それらのやり取りを影から見ている者がいた。
「あの人…前に会った人…あれ、同じ人が二人？いる？」
ブルーの髪、同じくブルーの目。
どことなく緊張感を漂わせて、木の陰からそっと出来事を見つめている。
「えぇっと、一人があの人の未来で…あれ？どういう事？」
別名「モルペウス」と呼ばれる、夢魅の神。
自らを「るな」と名乗る者である。
さて、時は数分前―――どぬくがフードの人物の正体に気づいたあたりにまで遡ろう。
致命傷を負ったえとは、頭の中で最善策を模索していた。
ここで戦闘に参加しても、妖気がすぐに０になるだろう。
シヴァさんを助けようとしても、相手は自分よりも格上。
しかも、フードを外せば、相手は自分の弟子の未来の姿ではないか。
自分では殺せない。というか、誰にも殺させたくない。
そこで、えとが思いついたのは―――
「スキル〈禍福は糾える縄の如し〉」
ズバリ、運頼みである。
このスキルは、運が上がるだけであり、決して回復能力があるわけではない。
しかし、もう運頼みの他無いのだ。
さて、一方その頃のるな様。
その日は珍しく、神様の会議(地方ごとで月１で開催される。この物語で出たことがあるのは五代神の会議)に参加する気になり
自分の祠の外に出ていた。
極度の対人恐怖症のため、非常に怯えながら会議に参加し、非常に怯えながら祠に帰っていた所…
「ふぎゃっ」
人にぶつかり、驚いて失神。
さらに、倒れた場所の後ろがかなりの高所―――しかも、よくえとがどぬくを落とす場所で、
そのまま真下に落下。
その結果、るな様は気絶したまま現在いる位置に辿り着き
そして今の状況である。
まさに、えとの幸運スキルと、るな様の不運スキル(自前)の賜物であった。
(それにしても、未来でも顔が変わってない…かっこいいようにも見えてきました…
あれっ？あそこにいるのは憑神の…まっまさか、村の人達が言っていたシンチュウというやつでしょうか！)
るな様は村人たちの言葉に悪い影響を受けていた。
(ということは、妖狐の人と憑神さんは恋人…未来から来たのも、恋人を取り返すため…？
わあ！村の人達が話していた物語とそっくりです！)
なお、村の人達とは、村の１８歳の女性、名を春奈と申す者の事である。
ついでに言っておくと、自他認める腐女子である。
るな様は、村人たち(主に春奈)の言葉に悪い影響を受けていた。
(それなら私も手伝ってあげないと…！)
こうして、奇跡の勘違いにより、戦闘にるな様が加わった。
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青空 冬(プロフ) - みいなさん» コメントありがとうございます！やっと２０話行きましたー！応援ありがとうございます！神ってる…✨めっちゃ嬉しいです！いつもありがとうございます！ (2月10日 22時) (
レス) id: dfbd65d4da (このIDを非表示/違反報告)
みいな - わあ〜！！20話おめでとうございます！めちゃくちゃ楽しみです！毎回切る所が神がかってるんですよ、、。（内容も神、ハイ。）6章も見ます！！頑張ってください！！！ (2月10日 22時) (レス) @page20 id: 0fded84a07 (このIDを非表示/違反報告)
青空 冬(プロフ) - みいなさん» コメントありがとうございます！そうなんです…でも、のあさんも結構出す予定です！引き続き見てくれると嬉しいです！ (1月25日 20時) (レス) id: dfbd65d4da (このIDを非表示/違反報告)
みいな - すごい展開になってきましたね……！！のあさん会なのかな？っと思っていたら急な展開に！想像力半端ないですね、、（いい意味で）とっっっっっっても面白いです！これからも応援しています！！ (1月25日 15時) (レス) id: 0fded84a07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青空 冬 | 作者ホームページ：sakurasaku
作成日時：2024年1月15日 22時
