エピローグ：昔の出来事 ページ1
それは、２ヵ月ほど前の話。
「あ"ー！勝てない！」
ゆあんは、死神とのカードゲームでボロ負けしていた。
「なんで！？今日教えたよね！コレ！」
「ゆあんが弱すぎるだけだよ」
カードゲームのルールは意外と単純。
【悪魔捜索】というゲームで、最初の手札は全員１０枚。残ったカードは中心で山札にする。
相手のカードから一回ずつ引いていき、数字が揃うカードがなかった場合、山札から１枚引く。
最初にカードがなくなった人が勝利だ。
ただ、ジョーカーを持っているプレイヤーは、ジョーカーと一緒に【悪魔】もとい【♡King】の手札が出せる。
ジョーカーと♡Kingを同時に出すと、双方プレイヤーのカードが混ぜられ、カードを出した方は５枚、出していない人達は９枚からスタートする。
「なんで！？どぬくさんとやった時は勝てたのに！」
「さあ。私の運がいいんだろ」
そう、これは本当に運ゲーで、自分に運がまわっているかがすごく重要。
「くっ…神様は運もいいのかよぉ…」
悔しがっているゆあんを涼しい顔で見つめる死神。
心なしか、少しだけドヤ顔な気もしてきた。
「いいもん！寝る！もう寝る！」
「もういいのか？もう一回してもいいぞ？」
「寝る！おやすみ！」
そう言って、ゆあんは布団に潜り込む。
狸寝入りなのは誰の目から見ても明らか。
「…まあ、また再戦したくなったらいつでもいいな」
その再戦する日が二度と来ないことなんて
その時の死神には、想像もつかなかった。
そして、現在。
「え？あれ？負けてる…？」
自分が引くターンで、やっと負けていることを自覚するどぬく。
「急にやりたいカードゲームがあるとか言って付き合ってみたら…
お前、ボロ負けじゃねーか。どんだけ運がないんだよ」
どぬくは、師匠であるえとと【悪魔捜索】をしていた所
案の定ボロ負けしていた。
「ゆあんくんとの時も負けたし…」
やはり自分には運が無いのだろうか。
そう思った時、ふと思い当たる節が見つかる。
「…師匠って、運を上げるスキルありませんでした？」
「Σ(・∀・；)」
師匠が、わかりやすく動揺する。
「まさか、スキルを使ったりとか、してませんよね…？」
「そ、それは…してない…よ？」
師匠が自分の髪の毛を指に巻き付ける。
これは師匠が嘘をつく時のくせだ。
「師匠…？あなた…ずるしましたね…？」
「ズルじゃないし！正当方法だし！」
その後、どぬくとえとの鬼ごっこ(仮)が始まったのは、言うまでもない。
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青空 冬(プロフ) - みいなさん» コメントありがとうございます！やっと２０話行きましたー！応援ありがとうございます！神ってる…✨めっちゃ嬉しいです！いつもありがとうございます！ (2月10日 22時) (
レス) id: dfbd65d4da (このIDを非表示/違反報告)
みいな - わあ〜！！20話おめでとうございます！めちゃくちゃ楽しみです！毎回切る所が神がかってるんですよ、、。（内容も神、ハイ。）6章も見ます！！頑張ってください！！！ (2月10日 22時) (レス) @page20 id: 0fded84a07 (このIDを非表示/違反報告)
青空 冬(プロフ) - みいなさん» コメントありがとうございます！そうなんです…でも、のあさんも結構出す予定です！引き続き見てくれると嬉しいです！ (1月25日 20時) (レス) id: dfbd65d4da (このIDを非表示/違反報告)
みいな - すごい展開になってきましたね……！！のあさん会なのかな？っと思っていたら急な展開に！想像力半端ないですね、、（いい意味で）とっっっっっっても面白いです！これからも応援しています！！ (1月25日 15時) (レス) id: 0fded84a07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青空 冬 | 作者ホームページ：sakurasaku
作成日時：2024年1月15日 22時
