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廉side
紫耀の所から自分の部屋に休みに行って
少しだけ…のつもりやったんに
気づけば夜中の3時。
「っ、もうこんな時間…っ…」
なんか身体が重い気がして
それに何となくお腹が痛むような、そんな気もする。
けど、そんなに酷い腹痛やなくて
身体をぎゅっと丸めて
布団を身体に巻き付けてじっと耐える事に。
紫耀は大丈夫なんかな…
かなりしんどそうやった。
と、頭に浮かぶのは
途中で看病を海人に任せてしまった紫耀の事ばかり。
けど、自分もしんどいのと
腹痛でそうも言ってられんくなってきて、
「といれ、、」
時間が経つごとに増してくる腹痛。
ついに耐えられなくなって
ベットから起き上がってトイレに向かった。
*
*
「っ、ふぅっ…」
なんやこれ…
さっきまで全然耐えれるくらいの痛さやったんに
今はもうそんなレベルとっくに越してきてんねんけど。
痛すぎて我慢しようと思ってる声も
自然と漏れてもうて…
でも、寝てる皆を起こすわけにもいかん。
そう自分に言い聞かせて
極力声を抑えることに__。
*
*
「はぁ…っ…」
もう痛すぎて、痛みですべての体力を使った俺は
水で流して何とか便器から立ち上がってそこにヘナリと座り込んじゃって
そこから立つ体力なんてなくて
そのまま寝てもうたみたい。
*
*
__れん、れ…廉
「んっ…」
気づいたらかなりの時間そこに居ったみたいで
誰かが俺の名前を呼ぶ、優しい声で意識が浮上した。
「え、、しょ…?」
必死に目を開けるとそこには
心配そうに俺を見る紫耀の姿があった。
紫「そうだよ。大丈夫?」
「ん…ちょっと、、怠いだけ…お前こそ、まだ病み上がりやねんから…部屋で休みや」
紫「怠いだけって、絶対嘘じゃん」
おい、お前
今俺の最後の方の声届いてた?
病み上がりなんだから、部屋で休めって俺言うたやんか。
なのに、目の前にいる紫耀には
その言葉が届いてへんみたいで
前半の言葉のみに反応しとる。
紫「俺の事はもう気にしなくていいよ。完全復活だし」
と、思えばしっかり聞こえてたみたいで
俺の言葉に返事を返してきた。
「ちょっと…!」
俺の言葉もちゃんと聞かんと
俺を抱き上げて部屋に連れてってくれた紫耀。
**
昨夜の地震かなり揺れましたね…汗
大丈夫でしたか?
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黒瀬優花(プロフ) - ぴーこさん» こちらこそ、リクエスト下さってありがとうございます。そう言って頂けてとっても嬉しいです涙part30なんて自分でも信じられないです笑でも、ここまで続けられたのも読者様のお陰だと思ってます。これからも頑張りますので宜しくお願い致しますm(__)m (2022年4月12日 21時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーこ - ありがとうございます! リクエスト以外のお話もすごく感動して、止まらなくなってしまうので リクエストの待ち時間なんて1秒くらいです!笑 それと、Part29お疲れ様でした! 30でも頑張ってください(^^) (2022年4月12日 21時) (レス) id: 90d9551134 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - はるきさん» はるきさん、こんばんは。いつも移行のタイミングでコメント下さりありがとうございます!かなり遅い完結にはなってしまいましたが、完結出来て良かったです。ありがたいことに、part29からpart30へと向かえます。私なりのペースでこれからも頑張っていきます (2022年4月11日 21時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 黒瀬優花さん» 入所記念話見ました。マネさんがとても頼りになってお父さんみたいでした。紫耀くんもいち早く勘づいたり海人くんも手紙や解熱剤を衣装に入れるのにさすが連携プレーだと絆をとても感じました。29章お疲れ様でした。次はいよいよ30章目ですね。30章目も頑張って下さい。 (2022年4月11日 20時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ぴーこさん» ぴーこさん、こんばんは。訂正、全然大丈夫ですよ!むしろお伝えしてくださって嬉しいです♪腹痛で腸閉塞、付き添いは平野くんですね。承知しました。お応えさせて頂くまでかなりお時間かかりますが、必ず書かせて頂きますので待っててくださると嬉しいですm(__)m (2022年4月11日 19時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒瀬優花 | 作成日時:2022年1月23日 11時