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紫耀side
下に降りてから、海人は廉の事が
凄く心配なのかずっと大丈夫?と
聞いてて、廉も大丈夫と答えてる。
玄「まぁ廉は大丈夫って言ってても『大丈夫じゃない』何てこと多々あるし」
「うん、それに迷惑とか心配とか、頼るとかが苦手なやつだからな」
そんな末っ子の会話を少し離れた場所で
俺と玄樹で聞きながら、そんな会話を交わす。
じんは岸くんのお手伝いをしてくれてる。
「あ、頭痛薬まだあったよね?」
玄「うん。そこの薬箱に入ってると思うよ」
「ありがと」
玄樹の言葉にそう返して
椅子から立ち上がって、薬箱を確認すれば
確かに頭痛薬が入ってた。
それを廉に見つからないようにこっそりと
ぽっけに入れて椅子に座れば
神「はい、朝ごはん出来たよ〜」
海「やった〜!」
いい匂いがしてきたなぁと思ってたら
じんと岸くんが美味しそうなご飯と共に
リビングに戻ってきて…
「廉、無理しないで食べれる分で構わないからな」
廉「…ん、ありがと、」
みんなでいただきます。そう声を合わせて
ご飯を食べ始めた。
*
廉「ごちそう様…ごめんな、残して…」
岸「全然!気にすんな!」
玄「そうだよ、よく食べた!」
半分は食べれたみたいだから
良しとして、それでも謝っちゃう廉を
みんなで励まして…
「廉、これ飲めるか?」
廉「っ…どうしても、飲まなあかん?」
「うん、頭痛いまま仕事するの嫌だろ?」
廉「…ん、やだ」
「なら、少しだけ頑張って飲んでみない?」
いつもはゼリーなんかに入れて
薬感をなくしておくんだけど
今日は、ゼリーがないみたいなんだよね。
この前食べて、買い物に行ってないから
補充が出来てなくて…
廉「…ん、頑張る」
「ありがと。廉のペースでいいからね。ここにスポドリ置いておくね」
少しだけ多めのスポドリを
入れたコップと、お薬をセットで置いて
みんな廉の様子を無言で見守る。
*
薬を見つめてる事10分
廉「ん…」
「「お…」」
意を決して、目を瞑って薬を
口の中に放り込んでごくごくと
喉を鳴らしながら薬を流し込んだ廉。
廉「はぁ…はぁ…」
「よく頑張った。偉かったよ」
みんなで褒めてあげれば
まんざらでもなさそうな表情を浮かべて…
廉「ありがと。俺、そろそろ行かなあかんから、行ってきます」
「ん、気を付けてね」
神「なんかあったら、気にせず連絡入れてね」
のんびりしてる暇もなく
廉は仕事に行くために家を出た_。
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黒瀬優花(プロフ) - manaさん» manaさん、お久しぶりです。そしてコメントを下さりとっても嬉しいです^^コメントしっかり届いてますよ〜♪温かみのある作品作りを目指してるのでそう言って頂けると嬉しいです。何処も猛暑でしんどい日々が続くと思いますので、体調に気を付けてお互い過ごしましょう (8月25日 22時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
mana - こんばんわ。久しぶりに感想を書かせてもらいます。いつ読んでもこのお話の暖かさが伝わってきます。いつもありがとうございます。「このコメントが届きますように」と願いながら書いてます、、、w体調に気を付けてください!これからも応援しています。 (8月25日 21時) (レス) @page32 id: da9b4cff38 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ゆっぴーさん» ゆっぴーさん、こんにちは。例えばどのような病名でしょうか。フリガナを書く際のヒントにさせて頂きたくて…お手数でなければお返事くださると嬉しいです (2021年9月12日 12時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴー - たまに、病名で読みがわからないのがあるのでお手数でなければ送り仮名を打っていただけるとありがたいです。 (2021年9月12日 12時) (レス) id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 黒瀬 さくらさん» さくらさん、こんばんは。お返事が遅くなってしまいすいません(-_-;)こちらこそ素敵なリクエスト下さりありがとうございました。ご希望に答えられていたか不安だったのでそう言って頂けて安心しました。是非!またリクエスト下さると嬉しいです! (2021年3月27日 18時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒瀬優花 | 作成日時:2021年3月10日 21時