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海人side
「「いただきます!」」
みんなで声を合わせて、挨拶をして
ご飯を食べ始める。
「美味し〜」
神「良かったね」
ホント、岸くんのごはんは美味しいし
何より安心する味なんだよね。
*
「「ごちそう様でした!」」
廉「ふぅ、お腹いっぱい」
「良かった笑」
今日は珍しくみんな同じタイミングで食べ終わって
玄樹くんと紫耀が後片付けをしてくれて…
廉は疲れてるのか、ソファーでウトウト状態。
岸「廉、部屋で寝よっか」
廉「んぅ…分かったぁ…」
そんな廉に岸くんが気づいてくれて、廉を優しく抱き上げてる
「俺も行くよ」
岸「おう、ありがとう」
廉の事が俺も心配だったから
岸くんと一緒に2階に上がった
*
「あ、もう寝ちゃってる」
岸「まじ?じゃあ、そーっとだな」
「うん」
2階に上がり切った頃に、廉は岸くんに体を
預けるようにして、スゥスゥと小さな寝息を立ててた。
俺がドアを開けて、岸くんが先に中に入って
廉をベットにそっと寝かせてあげる。
「今の所大丈夫そうだね」
岸「だな。でも、これから…だよな」
「うん。ずっとそばに居よう。明日オフだし」
岸「おう。もちろん」
今は何ともなく、熟睡出来てるけど
多分、もう少し夜が深くなってくると
廉は夢を見て、魘されて過呼吸になる。
そんな予感がさっきから頭をよぎっていて…
不安で、廉の傍を離れる事が出来なかった。
*
岸「交代で仮眠しよ」
「うん。先岸くん寝ていいよ」
岸「大丈夫か?」
「うん。俺まだ眠くないし」
岸「分かった。ありがと」
岸くんの案で交代で仮眠をとる事に。
先に岸くんに寝てもらって、俺は
ずっと廉の寝顔を見つめてる。
「廉、大丈夫だからね。魘されてたら俺か岸くんが絶対、すぐに助けてあげるから」
無意識に、廉の手を握って
そう声を掛けてた__。
*
岸くんが仮眠をとってから、1時間と少し過ぎたころ…
廉「はぁっはぁっ…」
「廉!大丈夫だからね!」
急に廉が眉間にシワを寄せたなぁと思ったら
呼吸が次第に乱れ始めてきて
俺は慌てて、廉を抱き起して肩を優しく
トントンと叩きながら起こす。
廉「っ…はぁはぁっ…海人ッ、やぁっ…はぁはぁっ…こわッ、」
「うん。大丈夫だからね。ゆっくり深呼吸しようね」
そう言って片手で廉の背中を摩りながら
反対側の手で、ベット近くにあるランプの明かりを付けてあげて
廉が安心するようにと声を掛け続けた。
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黒瀬優花(プロフ) - manaさん» manaさん、お久しぶりです。そしてコメントを下さりとっても嬉しいです^^コメントしっかり届いてますよ〜♪温かみのある作品作りを目指してるのでそう言って頂けると嬉しいです。何処も猛暑でしんどい日々が続くと思いますので、体調に気を付けてお互い過ごしましょう (8月25日 22時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
mana - こんばんわ。久しぶりに感想を書かせてもらいます。いつ読んでもこのお話の暖かさが伝わってきます。いつもありがとうございます。「このコメントが届きますように」と願いながら書いてます、、、w体調に気を付けてください!これからも応援しています。 (8月25日 21時) (レス) @page32 id: da9b4cff38 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ゆっぴーさん» ゆっぴーさん、こんにちは。例えばどのような病名でしょうか。フリガナを書く際のヒントにさせて頂きたくて…お手数でなければお返事くださると嬉しいです (2021年9月12日 12時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴー - たまに、病名で読みがわからないのがあるのでお手数でなければ送り仮名を打っていただけるとありがたいです。 (2021年9月12日 12時) (レス) id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 黒瀬 さくらさん» さくらさん、こんばんは。お返事が遅くなってしまいすいません(-_-;)こちらこそ素敵なリクエスト下さりありがとうございました。ご希望に答えられていたか不安だったのでそう言って頂けて安心しました。是非!またリクエスト下さると嬉しいです! (2021年3月27日 18時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒瀬優花 | 作成日時:2021年3月10日 21時