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紫耀side
「ありがとね」
岸「え？」
食器を洗ってる岸くんの隣に
立ってそう言った俺にびっくりしたのか
洗っていた手を止めて俺としっかりと目が合った
「さっき、廉が投げたもの片してくれたの岸くん達でしょ？」
岸「あー…うん、いいんだよ、あれくらい。廉の気持ちのしんどさに比べればな」
岸くん達も何となく気づいてたんだ。
廉の気持ちが不安定な事に。
「岸くんの癖に」
岸「え？！ちょ！しょお！」
「ふふ、冗談だよ。ありがとね。割れ物とかあったのに…」
岸「そんなの全然、ほうきとちりとりあれば楽勝だよ」
そう言ってニカッと笑ってくれた岸くんに
安心した。
それからお風呂に入って
みんなでチラッと廉の部屋を覗けば
眠ってるみたいでその様子に安心して
みんなも自分の部屋に入って
俺もベットに横になって
体を休めた＿＿。
廉side
「んっ…」
夜中、手がジンジン痛む感覚で
目が覚めた
「あ、そうや…俺…」
そして、脳が段々覚醒してきて
さっきの出来事を思い出した。
ここ最近のストレスが凄くて…
上手く発散出来ないで、溜まっていく一方で…
キンプリの一員としてなのか、よう分からんけど
お偉いさんから"期待してる"という名のプレッシャーに重圧。
紫耀に比べたら…とそんな思いで最初は
乗り越えていた。
けど、段々その思いだけじゃ
乗り越えられんくなってきて…
そんな頃からやったっけかな
自分の意思に反して勝手に流れてくる涙に
勝手に苦しくなる呼吸。
それから、何ってことなくイライラする。
そのイライラは、自分自身に向いていて…
なんで、上手くできひんねん
紫耀はこんな重圧にデビューしてからも
1人で耐えてたんやで。
なのに、俺は数日足らずで悲鳴を上げてる。
ホンマ情けなくて、情けなさ過ぎて
自分自身が嫌になるし、こんな自分に
ムカつく＿＿。
＊
「ふぅっ…涙」
ほら、またこんな事を考えてたら
泣きたいわけやないのに、悲しい訳ちゃうのに
勝手に涙が溢れてきて
そのせいで過呼吸っぽくなってまうしで…
そしてそんな感情のコントロールも
自分は出来ひんのかとまたイライラしてと
悪循環をこの日は一晩中繰り返した。
＊
そして泣きながら過呼吸を起こしてた俺は
次第に体力がなくなって行って
気がついたら意識を手放してた＿＿＿。
「んっ…朝、」
朝、少し遅めやったけど
ギリ仕事に間に合う時間に目が覚めて
下に降りた。
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、 - 😃⤴⤴ (6月27日 18時) (
レス) @page50 id: 1ac485f5e1 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - manaさん» manaさん、こんばんは。お返事が遅くなってしまい申し訳ないです。情緒不安定のお話しを読んでくださりありがとうございます。そうですね、どんな時も周りの方々のサポートと理解が必要ですよね。この話は特にそこを心がけて書いてたのでそう言ってくださって嬉しいです (2023年3月3日 20時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
mana - こんにちは。今回、廉くんの「情緒不安定」を読ませていただきました！周りのサポートって大事なんだなぁと改めて思いました！ (2023年2月21日 12時) (レス) @page13 id: da9b4cff38 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 黒瀬 さくらさん» さくらさんおはようございます♪part20も私なりのペースで頑張っていきますのでよろしくお願いします（^^） (2021年2月1日 8時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬 さくら(プロフ) - おはようございます！もう、パート20ですか…早いです！これからも優花さんのペースで頑張ってください。これからも応援してます♪ (2021年2月1日 8時) (レス) id: 6ea3f9f285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2021年1月18日 15時
