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廉side
「グスッ…ヒック…うぅ…」
この世から居なくなったらダメやって分かってる。
けど、俺が居なくなったって誰も悲しまんもん。
とすぐに頭の中で別の俺がそう言う。
「せやな、俺は、ただ…迷惑もんやもんな…」
いつもあの場所に座ってただぼーっとして
急に泣いたり、過呼吸起こしたり…
そんなん迷惑でしかないもんな。
といつの間にか頭はそっちの考えに
シフトしていて…
部屋から出て、2階の廊下を進んでいけば
左手にはベランダに出るためのドアがあって
俺がこういう事をやんようにって
いつからか頑丈に鍵がかかってる。
けど、今日はもう俺に居なくなれって
俺たちを捨てて出て行った両親が言ってるんかな？
鍵がさびて開くようになってて…
ガチャリとドアを開ければヒューッと心地いい夜風が
俺を包んで柵の方へと誘導する。
「にぃ達、今日までごめんな…いつも迷惑ばかりかけて…でももう、そんな俺に縛られんでええから…」
と一生兄たちには届かんけど、そう俺の中で
兄たちに謝って…
「今までありがとう…」
最後にお礼も言って柵を乗り越えた。
とその時、グイっと体が引っ張られて
その直後＿＿俺の大好きな声が聞こえた＿＿。
紫耀side
夜中トイレに行きたくなって目が覚めれば
珍しく廉以外の兄弟と廊下でばったり
「どしたの、みんなして」
海「紫耀にぃこそ」
玄「珍しくない？」
岸「ほんと、俺なんか久しぶりだよ、夜中に目覚めるの何て」
神「俺もだよ」
なんて話してたら不意に感じたざわざわ感
何だろう、胸がざわざわする、嫌な予感がする。
海「え、紫耀にぃ、？」
そして気づけば俺は、2階にあるベランダがあるほうへと
歩きだしていて…
「え、嘘、開いてる」
岸「え！？ガチじゃん」
俺の言葉に兄弟全員駆け寄ってきて
俺はためらうことなくドアを開ければ
ベランダの柵の方へとフラフラな足取りで
向かって行ってる大好きな弟。
「っ、」
そして俺はまた気がつけば体が動いていて
廉の腕を掴んでグイっと自分の胸の方へと
引き寄せていた。
「あほ！何やってんだよ！？」
海「ちょ、紫耀にぃ落ち着いてっ…」
分かってる、精神状態が不安定な廉に
こんな大声出してそんな責めるような言い方したら
ダメな事逆効果だってことくらいバカな俺でも知ってる。
でも今回の行動は腹が立った＿＿＿
廉自身にも、俺自身にも＿＿＿。
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黒瀬優花(プロフ) - manaさん» manaさん、お返事が遅くなってしまって申し訳ないです。お話しを読んで感動して下さったなんて…恐縮です汗こちらこそ、これからもよろしくお願い致しますm(__)m (2023年3月3日 20時) (
レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
mana - こんにちは。急ですが、すごく感動しました！涙腺崩壊するかと思いました、、、！いつもありがとうございます。これからも応援させていただきます！！ (2023年2月20日 13時) (レス) @page27 id: da9b4cff38 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - BTS。JUMPファン(新田勇人にったはやと)さん» こんばんは。リクエスト下さりありがとうございます(*^^*)了解しました。お時間頂きますが必ず書かせて頂きますので待っててくださると嬉しいです（^^） (2020年12月28日 21時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
BTS。JUMPファン(新田勇人にったはやと)(プロフ) - こんばんゎ。リクエストで高熱を出してしまい海人に甘えて、泣く。お願いします＜(_ _)＞看病も海人で、よろしくお願いしますm (2020年12月28日 20時) (レス) id: 5f2433e159 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 匿名さん» お返事遅くなりすいません。そう言って頂けて嬉しいです。なるべく早くお応えできるように頑張りますね。公開された際には頑張り屋とちびれんと過ごすクリスマスの方でお知らせします（^^） (2020年12月28日 16時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2020年12月18日 15時
